みなさんこんにちは。DANです。
世間では、昨日ハロウィンでしたね。
ハロウィンといえばオレンジ色のカボチャをイメージする人も多いのではないでしょうか?
しかし、
ニュースでは、新型コロナウイルスの影響で、
渋谷では人手が例年より8割減と報道されていました。
3密状態にならないようにした結果のような気がします。
そんな中サンゴの中には、
常に3密状態のサンゴがいます。
(ほとんどのサンゴがそうだと思いますが、ネタとして聞き流して下さい)
それが、カクオオトゲキクメイシです。
しかもうちで飼育しているカクオオトゲキクメイシは
ちょうどハロウィンカラーということで、
今日は自分の家で飼育しているカクオオトゲキクメイシの飼育方法や成長速度などについて書いていきたいと思います。
1 カクオオトゲキクメイシとは
以前のLPSの飼育の記事の際に簡単に触れていますが、
カクオオトゲキクメイシは、
非常に丈夫で飼育しやすい好日性のハードコーラルです。
正確には、オオトゲサンゴ科のハードコーラルでハナガタサンゴやスコリミアと同じ仲間です
そして、色彩も多種に及びコレクター心をくすぐります。
また、最近では、
オーストラリアからの輸入によりブリードのカラフルなカクオオトゲキクメイシが輸入されてきています。
2 飼育方法
LPSですので、
ある程度の綺麗な水流と光、水温が必要になります。
具体的には、水質については、
ミドリイシ等のSPSほど硝酸塩やリン酸塩を気にする必要はなく、
少しぐらい苔が生える水槽でも
ガンガン成長します。
水流については、
ゆっくりと全体的に流れる水流が良いでしょう。
SPSのようにあまり強い水流では、
共肉部分が水流でめくれ上がって最悪ちぎれるかもしれません。
光については、
順応範囲が広いようで、
グラッシーレディオR122の直下でも問題なく成長しますし、
KR90DRだけの光量でも成長します。
しかし、青色LEDの方が蛍光たんぱくが光るのでより綺麗に鑑賞することが出来ます。
水温については、
23度から26度ぐらいが適温だと思います。
3 成長速度
LPSの仲間で成長は遅いと言われていますが、
自分の体感では、他のLPSよりは成長は早いように感じます。
どのくらい早いかというと、
これは2018年5月にヤフオクで落札してたカクオオトゲキクメイシになります。
写真だと少しわかりずらいですが、
大きさは5ポリプ全部合わせて2センチ程度でした。
最初のうちは、
あまりにも小さいので大丈夫かなと思っていましたが、
みるみるうちに大きくなっていきました。
これが2020年10月に撮影したカクオオトゲキクメイシです。
上の写真と同じ個体で、
現在大きさは14センチほどになっています。
約2年でここまで大きくなりました。
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4 給餌について
カクオオトゲキクメイシは餌を食べるタイプのサンゴですが、
餌がなくても飼育することは可能だと思います。
自分の場合はまだポリプが小さいころに、
冷凍ホワイトシュリンプを少し上げていました。
給餌方法についても、
冷凍餌を少しスポイトでサンゴに振りかけて、
その臭いでポリプを開かせ、
開いたところに餌をあげる感じです。
ある程度大きくなった後は、
釣り餌等で使う[生いき君]という冷凍エビを口に入るサイズくらいにカットして、
週に1回ぐらいあげていました。
現在は、パープルクイーンアンティアスを大量に飼育しているため、
毎日大量に冷凍コペポーダを水槽内にまき散らしているので、
特にカクオオトゲキクメイシに給餌するということはしていません。
5 魚との混泳
魚との混泳はあまり相性がよくありません。
チョウチョウウオ系はもちろんヤッコ系もこのサンゴをつついて食べてしまいます。
ぷりぷりしており、美味しいんでしょうね。
ほかにもポリプ食性がある魚は、
自然界ではあまり食べなかったとしてお水槽内だと食べてしまう危険性があります。
ですので、遊泳性のハゼやテンジクダイ、ハナダイ・ハナゴイ系以外の魚はあまりオススメできません。
6 他のサンゴとの相性
ほとんどのサンゴが毒を持っています。
そして、接触した際などはその毒によりどちらかのサンゴが溶けてしまうなどということが、
水槽内ではよくあると思います。
カクオオトゲキクメイシは毒性は弱めなため、
他のスイーパーを伸ばすようなサンゴとの相性はよくありません。
また、同種同士でも接触すると片方が溶けたりすることがあるので、
接触をしないようなレイアウトにする必要があります。
7 まとめ
カクオオトゲキクメイシは飼育しやすく、
カラーバリエーションがとても多いのでコレクションすると水槽内が一気にカラフルになります。
また、餌をよく食べて2年ぐらいで3倍以上に大きくなることもあるので、
成長を楽しむことが出来るLPSの一つだと思います。
しかし、魚や相性の悪いサンゴが多いので、
飼育する際はタンクメイトには気を付けた方がいいかもしれませんね。