【海水水槽】添加剤は本水槽と濾過槽内どっちに入れる?人によって方法が違うようです。

みなさんこんにちわ。DANです。

海水水槽を始めてから、各種添加剤を色々使って水槽の維持をしてきましたが、その添加剤を使っていく中で、

ふと疑問に思うことがありました。

それが、添加剤は本水槽と濾過槽内どっちに入れるのが正しいのかという事です。

正直言って意識しなければ

どっちでも良いじゃん

って思う様な内容かもしれませんが、今日はどっちに入れるのが正しいのか真剣に考えてみたいと思います。

と言うことで、今日のトピックは

添加剤を本水槽に入れるメリット・デメリット

添加剤を濾過層に入れるメリット・デメリット

結局どちらに入れるのか

を中心にブログにしていきたいと思います。

(注意)あくまで自分の個人的な感想がメインのブログなので、具体的に数値などを測ったわけではありません。

ヘェ〜この人はこう考えてるのか〜

ぐらいに思っていただけると幸いです。

1 添加剤を本水槽に入れるメリット・デメリット

自分が考えるメリット(私見です)

本水槽に添加剤を入れることで得られるメリットですが、微粒元素の添加剤と炭素源などの添加剤をそれぞれ別々に考えてみたいと思います。

微粒元素系の添加剤の場合

微粒元素系の添加剤の場合原液を直接水槽に入れず、ある程度の量の飼育水に溶かしてから本水槽に入れているのですが、

この場合は自分の体感でしかありませんが、水槽内に溶け込む微粒元素のロスが少なくて済むのでは無いかと思っています。

本当はそれぞれの場合に分けて、微粒元素の数値を測定すればその差は一目瞭然なのですが、自分はめんどくさがりなので、あくまでも感想として本水槽に入れた方がロスが少なそうだなと思っています。

炭素源系の添加剤の場合

炭素源系の添加剤の場合ですが、本水槽に入れた場合には、ライブロック内のバクテリアの餌になりやすいのではないかと思います。

もちろん、濾過槽内にろ材を入れていればそちらでも炭素源は消費されるのでしょうが、炭素源を用いて脱窒反応を行うのは、通性嫌気細菌の中の従属栄養細菌であるため、濾過槽内のろ材よりライブロックの中の方が圧倒的にその細菌の数が多いと思っているので、自分は、本水槽に直接炭素源を入れた方がメリットがあるのではないかと思っています。

自分が考えるデメリット

微粒元素系の添加剤の場合

直接本水槽に入れることのデメリットとしては、なんと言っても、水槽内の微粒元素バランスが大きく一時的に変わり、魚や珊瑚に少なからず影響があるのでは無いかと言うことです。

またそれ以外にも、カルシウムなどを添加した場合、海水水槽の様にPHの高い水槽の場合は軟水化作用により炭酸カルシウムの沈澱が起こり本水槽内にゴミが沈澱する恐れがあるからです。(水流がしっかりしていれば巻き上がって濾過層に落ちていくかもしれません)

炭素源系の添加剤の場合

炭素源系の添加剤を直接本水槽に入れるデメリットも上の微粒元素系添加剤と同様に一番最初に気になるのが、本水槽内の生体への影響です。

ただ、全体の水量に対して炭素源の量はごく僅かになるので、そこまで気にしなくても良いのかなとも思います。

2 添加剤を濾過層に入れるメリット・デメリット

次は添加剤を濾過層に入れることについてのメリット・デメリットについて個人的な意見を描いていきたいと思います。

添加剤を濾過層に入れるメリット

微粒元素系の添加剤の場合

添加剤を濾過層に入れることのメリットはなんといっても本水槽に対する水質変化がゆっくりになり生体への影響が少ないという事だと思います。

ただ、あくまで微粒元素なので過剰投与しない限りはそこまで大きな影響は無いのかなともお思います。

また微粒元素が何かよく分からない反応を残して結晶化することもあるので、その場合はその結晶が濾過槽に沈澱して掃除して取り除きやすいと言うメリットもあると思います。

炭素源系の添加剤の場合

炭素源系の添加剤を濾過層に入れるメリットは、濾過槽内に何らかのバクテリアが発生する様なろ材を入れているときはいいのでは無いかと思います。

ただ理屈では何と無く分かるのですが、バクテリアが目に見えてどこに居てどの様に炭素源を消費しているのかをみているわけでは無いので自分が思っているとは少し違うかもしれません。

添加剤を濾過層に入れるデメリット

微粒元素系添加剤の場合

微粒元素系の添加剤を濾過層から入れた場合は、プロテインスキマーにせっかく入れた微粒元素が濾し取られてしまう可能性があるという点です。

特にヨウ素などはプロテインスキマーで腰取られることが多いので、濾過槽内に入れると本来の規定量通りの効果が出ない可能性がある気がします。

炭素源系の添加剤の場合

炭素源系の添加剤を濾過層に入れるときのデメリットは、本水槽内にライブロックなどを入れてそこでバクテリアが発生していることが水槽の水質維持の要だという場合には、濾過層への添加は多少効果が薄れる気がします。

3 まとめ

色々と思うところを書いてきましたが、実際のところは水槽のシステムやろ材の割合、微粒元素の消費量等により一概にこうした方がいいというものは無い様な気がします。

実際に自分の家の水槽では最近は全て本水槽に添加しているというのが現状であり、現在までのところ主だった問題も出ていません。

こんなブログ書いておいてなんですが、色々試して水槽の変化を見極めながら日々の維持管理の方法を変えていくのが一番間違いない様な気がします。

あとは、微粒元素系の添加剤を使用するときは、水槽内の入れる元素の含有量を調べてから入れないと結構高確率でイオンバランスが崩れて、やれカルシウムだけが激高いなんてことにもなりかねません。(自分は過去に一度やりました。)

というわけで自分なりに考えた添加剤の添加方法について書いてきましたが、もしこう言った方法が良いよと言うものがあれば教えていただけると幸いです。

過去の海水関連ブログ

最近の投稿

2件のコメント

コメントを残す