皆さんこんにちは。DANです。
今日はラディオンG5を購入して概ね半年が経過したので、それに伴うサンゴの変化についてブログにしていきたいと思います。
因みに購入当初の状態の写真については過去のブログをリンクしておくので、気になる方はそちらのブログや写真と比べてもらえればと思います。
サンゴの変化と言うことですが、基本的にラディオンはSPSを中心に照射しているので、
今回のブログはラディオンG5を半年使ってSPSがどの様に変化したかという部分を中心にしていきたいと思います。
というわけで今回のトピックとしては、
・ それぞれのSPSの変化
・ 半年間の水質や水換え状況
・ ラディオンG5設置状況と設定
・ ライトから各SPSまでの距離
を中心にブログにしていきたいと思います。
Contents
1 それぞれのSPSの変化
ここでは我が家で育てているそれぞれのSPSの変化について紹介していきたいと思います。
なるべく過去の写真があるものはその写真と比べながら説明できれば良いなと思っています。
⑴ フトトゲサンゴ
まずラディオンG5を使うようになって一番目に見えて変化があったフトトゲサンゴについて紹介します。
この2つの写真がラディオンを使い始めてから半年の間の違いです。
まず大きさですが、半年前は10センチぐらいの大きさでしたが、現在はその時の倍の大きさである20センチを超えました。
色あがりについてはちょっとライトの加減で暗く見えていますが、あまり変化は見られませんでしたが、ライト消灯後のポリプは水流でたなびいているのがはっきりとわかるほどになりました。
今回の成長については元々の母体がある程度のサイズがあったため、これだけ目に見えてサイズが大きくなったのかもしれません。
⑵ 枝系サンゴ
枝系サンゴ2種類の成長についてですが、フラグになっていた元々茶色っぽかった枝系サンゴは、色が白っぽくなり、こちらも元々の倍ぐらいの長さに成長して、フラグの根本から新しい枝が出てきました。
もう一種類の枝系サンゴですが、こちらは元々かなり青色が強く出ていたのですが、その色が少し抜けて、若干成長した程度でした。
おそらくこれは、こっちの青色枝系サンゴに必要な微粒元素が我が家の水槽内に足りなかったことが原因では無いかと思います。
若しくは、ライトの波長が合わなかったのかもしれません。残念ながら我が家には青系のミドリイシがこの1種類しかないので、水質と光のどちらが原因で色落ちしたか特定は出来ませんでした。
⑶ ハイマツミドリイシ
ハイマツミドリイシの成長速度は、フラグを覆って新たな枝を出す程度の成長具合でした。
しかし、色については写真ではちょっとわかりずらいのですが、もともとピンク色っぽかった色が、今では黄緑色に近い色に変わるという変化が見られました。
これが色揚がりというのかどうかはわかりませんが、色の変化は顕著に見られました。
上で上げた枝系ミドリイシと一緒で、水質や光でミドリイシの色が変わるのは間違いないと思うのですが、具体的にどのような条件でどのような色になるのかはわかりませんので、今度新しい試薬を買ったら、そのあたりの数値も測定しつつ色や成長速度の変化を観察してみたいと思います。
2 半年間の水質や水換えの状況
上でそれぞれのミドリイシの成長の変化について書きましたが、ここではどの程度の水質や水換え状況でこう言った変化が現れたかについて、書いていきたいと思います。
まず、水質についてですが、
硝酸塩は限りなく0に近いけど冷凍餌をかなり入れているので多分0ではないだろうという感じです。
リン酸については、冷凍餌を毎日かなり入れているせいか、なかなか下がらず、0.1から0.3の間を行ったり来たりしている状況でした。
因みにリン酸の数値が上がりそうな時は、ゼオバクを使用してリン酸を下げていました。
カルシウムについては、390から430ぐらいの値を推移。
KHは5.6から7.0ぐらいで行ったり来たりでした。
マグネシウムも1280から1300ぐらいまでであまり変わらずと言ったところです。
ただ、一つお詫びがありまして、
我が家の試薬ってちょっと古いんですよ。
木本面倒くさがりであまり水質測定をしないのと、それに伴い試薬がなかなか終わらないので、貧乏根性で新しい試薬に買い換えないというダブルパンチで、古い試薬を使って検査しましたので、
もしかしたら実際の水槽内の各元素の数値は、実数と異なっているかもしれません。
多分これまでと大きく変わっていないので、そこそこには計れていると思うのですが、その部分を踏まえて生暖かい目で見てもらえれば幸いです。
次に水換えの状況ですが、これは過去のブログでもちょっと書きましたが、現在は週に1回全体の5分の1の水量を水換えしています。
そして使用している人工海水の素は、
インスタントオーシャン
です。そして新しい海水を作る時にその海水に、レッドシーのリーフファンデーションABC +を30グラム混ぜてから水換えをしています。
それ以外の添加剤については、炭素源としてNO3PO4Xを使用して、上でも書きましたが、リン酸対策として時々ゼオバクを数滴入れている状況でした。
このようにしていた結果がどの程度ミドリイシの変化に影響を与えたかわかりませんが、多少なりとも変化はあったのだと思います。
3 ラディオンG5設置状況と設定
では、実際にラディオンをどの様に設置していたかについて書いていきたいと思います。
ラディオンの設置ですが、我が家では魚の飛び出し防止のために、水面に透明アクリル板を敷いているので、ラディオンの光は、透明アクリル板を通して水面に照射されています。
このアクリル板も、水流により跳ねた海水が付着するので、こまめに掃除しないとまあ透明度が下がります。
とまあこんな感じで自分としてはラディオンのLEDの光量がちゃんと珊瑚まで届いてないのかなーと思っています。
そして実際のライトの設定ですが、下にライトのスケジュールを乗せていますが、自分はT5蛍光灯を模した設定で使用しています。
実際のラディオンの詳しい設定などについては、過去のブログを見てもらえればわかると思うので、気になれば見てもらえればと思います。
4 ライトから各SPSまでの距離
ライトから各SPSまでの距離ですが、まずライトの直下にあるフトトヘサンゴの頂点までが、概ね40センチの距離にあります。
その他の枝系ミドリイシなどのサンゴまでの距離は、概ね30センチから35センチ位の間になっています。
まあぶっちゃけて5センチ程度の距離の違いなので、そこまで大きな差は無いと思います。
高さのある水槽で、場所が30㎝ぐらいちがうならば、差があるかもしれません。また、照度計などがあれば、直下で無い場合に具体的な照度がわかるので、もう少し詳しく検証できるのではないかと思います。
5 まとめ
いろいろとラディオンG5を購入してからの水槽の変化について書いてきましたが、SPSをはじめとしたサンゴの飼育に関しては、ラディオンG5はとても効果的なライトであると感じました。
サンゴの色揚げが出来なかったのは、自分の力不足感が否めませんので、きちんとした微粒元素の添加や水質の維持が出来れば、おそらく色揚げもできると思います。
そして、サンゴの成長に関しては、自分としてはとても満足のいく結果となりました。
SPSに関しては、成長スイッチが入れば、一気に成長するというのは知っていましたが、ライトを変えたタイミングで成長速度が上がったので、ラディオンG5がSPSの成長スイッチを入れた一因だと考えて間違いないのではと思います。
もし今後水槽用LEDライトの購入を検討している方がいれば、自分的には自信をもってお勧めできるライトになりますので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?