皆さんこんにちは。DANです。
今日は、初めてSPSの飼育についてブログにし行きたいと思います。
SPSって難しいんじゃないの?
どんな設備が必要な?
高いライトがないとうまくそだてられないんじゃないの?
SPSってお高いんでしょ?
おそらくサンゴ飼育をする際にSPSと言われると、このような疑問が浮かぶと思います。
実際自分もSPSに手を出すときは、中々ハードル高いよなって思ってました。
それに色々調べるとSPSの飼育はお高い設備が必要だったり、
かなり細かい水質の調整が必要だったりするので、自分には無理だろうなって思ってました。
しかし、今はSPSの飼育をしているので、人間なんでもやればできるのだなということで、
今日はそんな難しいイメージのSPSの中でも比較的飼育が容易な
チヂミウスコモンサンゴ
についてブログにしていきたいと思います。
Contents
1 SPSってなに?
SPSとは、スモールポリプストーニーコーラルの略で所謂、ポリプの小さな石サンゴのことです。
マリンアクアリウムでは、ミドリイシ系のサンゴを指すことが多いです。
じゃあ、ラージポリプのサンゴもいるの?って思うでしょうが、居るんですね。
LPSと言われている種類がそのラージポリプです。
簡単に言えば、口がデカイか小さいかの違いです。
しかし、この口のデカイのか小さいのかで飼育難易度は大分変化します。
2 SPSの飼育は難しいんじゃないの?
サンゴの中で言えば、難しい種類だと思います。
しかし、現在はマリンアクアリウムに関して、色々と機材の進化などが見られたため、
きちんとそれらの飼育方法を守っていればある程度飼育することは可能です。
SPSが難しいと言われている原因の一つに、
水質に対して非常にシビア
という事が原因なのではないかと思います。
しかし、マリンアクアリウムに関しては総じて言えると思うのですが、
水質に関してはどんなものを飼育するにしても注意が必要なのだと思います。
3 具体的な設備
今回紹介するサンゴは、チヂミウスコモンサンゴなので、それに対して必要な機材について
紹介したいと思います。
ざっと列記すると
- オーバーフロー水槽
- メタハラや最低でもサンゴ用のきちんとしたLEDライト
- プロテインスキマー
- ヒーター
- クーラー
- 造波ポンプ
このあたりが必要になってくると思います。
ちなみにライトですが、チヂミウスコモンサンゴに関していえば、
最悪蛍光灯の多灯でもなんとか飼育することは可能です。
オーバーフロー水槽も絶対に必須という訳ではなく、その他の濾過システムでも
飼育はできるかともいますが、飼育難易度はかなり高くなると思います。
4 チヂミウスコモンサンゴ
チヂミウスコモンサンゴの特徴は何といっても、キャベツのように広がる姿です。
そしてカラーバリエーションもレッド、グリーン、ピンク、パープルと多いため人気も高い種類です。
チヂミウスコモンサンゴは、SPSの仲間の中では、比較的暗い環境にも対応し、他の浅場ミドリイシなどと違い、そこまで強い光を発するライトがなくても飼育できます。
そして、成長も早いので、水槽で飼育する際はその成長を実感できるため、非常に飼育しがいのあるサンゴになります。
大きくなったチヂミウスコモンサンゴは、割ってやることで、その数を増やすことが出来るため、
アクアリウム仲間とシェアすることも可能です。
それでは、平均的な飼育環境等について書いていきます。
⑴ 分布
奄美諸島以南、西部太平洋
⑵ 全長
10センチから20センチ。
ただし、これは平均的に売られているサイズで、現在はフラグ化したものなど3センチぐらいの個体も販売されています。
その他ずっと飼育している水槽内では、20センチをはるかに超えて大きくなります。
⑶ 水温
23度から26度
⑷ 照明
中程度から強め
⑸ 水流
やや強めの水流
⑹ 水質
ある程度の硝酸塩濃度なら問題なく飼育できる。でも硝酸塩は、ない方が良い
5 ウスコモンサンゴの仲間
チヂミウスコモンサンゴ以外にも似ているサンゴとして、
ウスコモンサンゴ
ウネコモンサンゴ
セブコモンサンゴ
などが居ます。
6 失敗談
自分がまだ、海水水槽をはじめて間もないころ、フラグのウスコモンサンゴを購入したのですが、
その際に、ライブロックへの固定がうまくいかず、何度もライブロックの上から落ちるという事がありました。
ライブロックの上の方に置いたのは、当時自分の水槽では照明が弱かったため、少しでも強い照明を当てる為に水槽の上部に設置したかったからです。
こうして、何度もライブロックから落ちているうちに、徐々にウスコモンサンゴは弱っていき白化させてしまいました。
この時自分が学んだ教訓としては、ウスコモンサンゴに限りませんが、サンゴなどは、一度場所を決めたら、動かさないようにきちんとした配置を決めたり、水中ボンドなどで接着して動かないようにした方がいいという事です。
現在の水槽では、完全に水中ボンドで固定しており、成長が始まった後は、日々目で見ていても大きくなったなというのが分かるぐらい早く成長しています。
そのため、SPSを飼育する際はきちんと固定した方が、サンゴの成長スイッチは入りやすいのではないかと思いました。
7 成長のテクニック
個人的な意見なので、チヂミウスコモンサンゴの細かい種類にもよるのかもしれませんが、
チヂミウスコモンサンゴをテーブル上に水平に広げるためには、やや弱めの光
上向きにバラのように巻くように育てるには、強めの照明と強い水流
があっているのではないかと感じました。
現在のラディオンG5直下の状態で、どのように成長していくか観察中なので、詳細が分かれば
またブログにしていきたいと思います。
8まとめ
チヂミウスコモンサンゴは、ポピュラーな種であり、SPSの中では、比較て弱めの照明でよく、硝酸塩への耐性も強いので、初めてSPSを飼育してみるという方には非常に飼育しやすいサンゴだと思います。
また、ウスコモンサンゴ自体にはほとんど毒性は無いので、他のサンゴと接触した場合には、ほぼ確実にウスコモンサンゴが負けるので、成長の早いウスコモンサンゴが他のサンゴを上から覆ってしまい、レイアウトが崩壊するということも少ないと思います。
自分も初めてのSPSはウスコモンサンゴでしたので、これからSPSにチャレンジしてみたいなという方は、現在はフラグなどでもよく販売されているので、それらのフラグからチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。