イソギンチャク飼育

皆さんこんにちは。DANです。

今日はイソギンチャクの飼育について書いていきたいと思います。

ちなみに昔の仮面ライダーの怪人でイソギンチャックという気持ちの悪い怪人も居たようですが、

これはおそらくイソギンチャクをモチーフに作られた怪人だと思います。(どうでもいい情報)

気になる方はグーグル先生で調べてみると画像が出てきます。

過去の自分のツイッターでも一度つぶやいているので、気になる方はそちらもどうぞ。

では、本題に入りたいと思います。

イソギンチャクとは

イソギンチャクとは、

刺胞動物門花虫綱六放サンゴ亜綱イソギンチャク目に属する動物の総称だそうです。

さらに詳しく知りたい方は、

ウィキペディアなどで調べると細かい分類などが分かります。

ただ、ウィキペディアのコピペをしてもしょうがないので、

自分が認識しているイソギンチャクとは、

骨格が無く、柔らかい身体で口があって触手があり、気分屋で水槽内を動き回る動物

です。

自然界でも磯遊びなどをしていると、

見かけることがあります。

イメージとしては、魚を食べちゃう奴

でしょうか。

でも、イソギンチャクもとても綺麗な種類はたくさんいるんですよ。

それに、クマノミなどのスズメダイと共生関係にあるイソギンチャクも居たりします。

おそらく、海水水槽を始めたころに多くの人が、

イソギンチャクとクマノミ

というセットを入れるぐらいメジャーな生き物です。

イソギンチャクの飼育

イソギンチャクの飼育ですが、

ソフトコーラルやLPSなどのサンゴが飼育できる環境であれば、

概ねどのイソギンチャクも大丈夫だと思います。

ただ、種類によっては強い照明が必要だったり、

適度な水流、

体を固定するためのライブロック等が必要な種類がいます。

ただ、イソギンチャクはサンゴと違って

自分で動きます

つまり、水槽内でお気に入りの場所を探して縦横無尽に動き回るので、

活着してくれれば、ほとんどの場合はその後も問題なく飼育できると思います。

イソギンチャクの種類についても

  • サンゴイソギンチャク
  • タマイタダキイソギンチャク
  • シライトイソギンチャク
  • センジュイソギンチャク
  • ハタゴイソギンチャク
  • イボハタゴイソギンチャク
  • ロングテンタクルアネモネ(LT)
  • ハナギンチャク

などが、水槽で飼育するイソギンチャクの中ではメジャーな種類ではないでしょうか。

イソギンチャク飼育失敗例

ここでは、自分がイソギンチャクを飼育して失敗してしまった失敗談について書いていきたいと思います。自分の失敗以外にも、ネット上では、ストレーナーに巻き込まれた。水流ポンプに巻き込まれたなどの失敗が見られます。

1 ヒーターの設置方法

自分がまず失敗したのが、ヒーターの設置方法です。

当時はオーバーフロー水槽ではなかったので、

水槽内にヒーターを設置する必要がありました。

そこで、魚やイソギンチャクがヒーターに触れると大変なことになるだろうと思い、

ヒーターカバーを付けた上でライブロックをヒーターの上に設置して近寄れないようにしたんです。

ところが、この時飼っていたロングテンタクルアネモネは、

体を砂の中に入れて砂の中の岩などに活着する習性があるのですが、

その習性をふんだんに生かして、

ライブロックの隙間からヒーターに近づき、

さらに接触してイソギンチャクの一部が溶けていき、

そこから全体が溶けるという失敗がありました。

2 突然の移動

これは、正直言って理由は不明なのですが、

数年間問題なく飼育していたロングテンタクルアネモネが数年ぶりに突然動きだしたんです。

そのときは、

なんかいきなり動いたな~

程度にしか思っていなかったのですが、

翌日水槽を見ると、水流に飛ばされて水槽内を漂っており、

すぐに岩陰にはめて飛ばないように処置をしたのですが、

活着せずにそのまま溶けていきました。

特に水槽内に大きな変化はなく、

他のサンゴや魚には何も変化はなかったのにいきなり動いて溶けるという事件でした。

ただ、一つだけ考えられるとすれば、動き出す数日前に

ウミフクロウ

を水槽に入れたことが関係しているのかもしれません。

これまで飼育したイソギンチャク

ロングテンタクルアネモネ

略称でLTなどと呼ばれたり、

マバラシライトイソギンチャクなどと呼ばれたりします。

カラーバリエーションが多く比較的飼育も簡単。

砂の中に潜り、その中の土台と活着するタイプ。

クマノミとは共生しやすいですが、

カクレクマノミは運がよくないと入らないかもしれません。

シライトイソギンチャク

別名チクビイソギンチャクともいわれます。

クマノミが良く共生するイソギンチャクの一つ。

真っ白な個体が良く出回っており、安価ですが、

なかなか長期飼育は難しいようなイメージがあります。

一説には薬剤採取のために色が抜けており、そのために長期飼育が難しいと言われているらしいです。

ハタゴイソギンチャク

カクレクマノミが良く共生するイソギンチャクです。長期飼育は難しいと言われていますが、この個体はクーラーがぶっ壊れて水温が30度になったり、硝酸塩の数値が異常なほど上がってサンゴがダメになったりする中、一人だけ4年以上生き延びた強者です。(色はちょっと茶色であまり綺麗なカラーではありませんでした。)

過酷な環境の中長期飼育できていた理由として考えられるのは、

1 採取した時の個体の状態が最高だった。

2 適度に冷凍エビなどで栄養を摂取できていた

3 ランダムな水流が強めに当たっており、照明も強めに当たっていた。

このあたりが理由だと思います。

ハナギンチャク

ピンクのハナギンチャクです。

このほかにもパープルやグリーンといったカラーバリエーションあります。

クマノミ等の共生イソギンチャクとは違い魚との共生はしませんがとても綺麗な色をしています。

砂の中に体を埋めて触手を出しているのですが、

あまり強い光は必要なく、

サンゴフードや冷凍コペなどを時々給餌するとうまく育ってくれます。

触手が細くちぎれやすいので、

あまり魚を捕食することは無いようです。

イソギンチャクを動かすポイント

水槽でイソギンチャクを飼育していると、

そうじゃない。そこじゃない。

と思う場所に移動していることがありませんか?

基本的にイソギンチャクの生態を先に学んでおいて、

それぞれのイソギンチャクに合いそうなポイントをあらかじめ水槽内に作っておくことが

無駄な移動をさせないポイントですが、

それでも、苔掃除のためにどうしても剥がしたい時はありますよね。

そんな時は、イソギンチャクの脚元(付け根)を軽く何度も触っていると、

少し硬くなってくるので、そのタイミングで活着している部分を、

シールをはがすように丁寧に剥がすとうまく剥がれます。

イソギンチャクに触れるときの注意

上で紹介したイソギンチャクはすべて毒(刺胞毒)があります。

自分が水槽内でレイアウトするときは基本的に素手で触っていましたが、

指にくっついて来たりしてちょっと邪魔です。

そしてこのくっついてくるのが、イソギンチャクがまさに毒の針を刺している状態なのです。

毒の強弱は種類よりまちまちですが、

皮膚の弱い人などは腫れたりするので、

手袋などをしてから触れた方がいいかもしれません。

最後に

イソギンチャクを飼育していると、クマノミとの共生を楽しんだり、

水流にたなびく触手を眺めたりと様々な魅力がアクアリストを迎えてくれます。

そしてそんなイソギンチャクを長く飼育するために、

自分が一番気を付けている方法は

とにかく状態の良い個体を選ぶこと

です。

状態が良いってどんな状態?

って思うかもしれませんが、

口が開いて中がひっくり返っているようなものや

口から褐虫藻を吐き出していたりするものは避けた方が無難かもしれません。

ショップで購入する場合は店員さんにイソギンチャクの状態について確認すると親切に教えてもらえると思うので、

イソギンチャクの状態を聞きつつ店員さんと仲良くなってワンポイントアドバイスをもらうのも、

イソギンチャク長期飼育のコツかもしれませんよ。

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