皆さんこんにちは。DANです。
今日は水槽の厄介者であり、
見た目を著しく悪くするコケにフォーカスして、
これまで自分が飼ってきたコケ取り生体をコケの種別別にランキング形式で書いていきたいと思います。
因みにですが、飼った事のない生体はランキングから除外するので、
皆さんが飼ったことのある生体の中にはもっとコケ取り能力あるよ!
と言うのもいるかも知れません。
そして個人的な感想なので必ずしもそうではないかもしれないのでそこはご了承ください。
Contents
1 苔取りエントリー
エントリーナンバー1
シッタカ貝
まず最初は超有名苔とり貝。
水槽のガラス面に張り付いて一生懸命頑張るシッタカ貝。
低水温には強いが高水温には意外と弱い。
そして意外とヤドカリに食べられたりすることもあります。
ちなみに人間もシッタカ貝は食べるそうです。
自分は食べたことは無いですが。
美味しいらしいですよ。
エントリーナンバー2
マガキガイ
意外と大きな巻貝。
二つの目と長い象のよう口を伸ばしながら、
マイペースに苔を食べます。
この人のいなくなる原因の一つが餓死。
そのくらい苔を食べてくれるという事でしょう。
ヤドカリもこの人は食べます。
寝るときは砂に潜って寝てますよ。
エントリーナンバー3
エメラルドグリーンクラブ
この人は大きさは大体4センチぐらい。
グリーンの身体でマイペースに硬めの苔を食べます。
苔取り生体ですが、
場合によっては小魚を襲うこともあるので注意が必要です。
エントリーナンバー4
トゲアシガニ
トゲアシガニは、足を広げた大きさは意外と大きく、動きも早いです。
ライブロックからガラス面の苔まで広い範囲をカバーする生体ですが、
やっぱりカニなので小魚を襲ったり、
逆にシャコが居る水槽では、
シャコに襲われたりしていつの間にかいなくなっていたりします。
エントリーナンバー5
タツナミガイ
ちょっと見た目がキモイので写真はありません。
どんな見た目かというと、
アメフラシのような茶色い奴です。
ただ、この人は苔に対するカバー範囲が広く、
シアノバクテリアまでたべてくれるという苔大好き生物です。キモイですが。
意外と水温が低い方が長期飼育できるようです。
エントリーナンバー6
グリーンサロンシュリンプ(フシウデサンゴモエビ)
夜行性のエビです。
見た目はゴミのようですが、
集団でいるときの苔の除去能力は一見の価値ありです。
ただ、この人たちも人口餌に慣れすぎたりすると、
苔をあまり食べなくなるので、
普通に見た目があまり良くないエビが水槽にいるだけになることもあります。
飼育は非常に易しいです。
エントリーナンバー7
シラヒゲウニ
ウニは、海の中では様々な海藻を食べて、
磯焼けという現象を起こすほど海藻をよく食べてくれます。
石灰藻も硬い口でバリバリやりながら食べます。
ただ、体に色々くっつける性質があるので、フラグがある水槽や接着していないサンゴなどは体にくっ付けてどこかに持っていくので注意が必要です。
エントリーナンバー8
ヤドカリ類
画像はユビワサンゴヤドカリです。
一生懸命水槽内の残りえさや苔などを食べていますが、
餌が少ないと、貝類も食べることがあります。
1匹ではあまり能力は高くないですが、
集団では能力を発揮してくれます。
エントリーナンバー9
黒ナマコ
ナマコです。
水槽内のあらゆるところを縦横無尽に動きながら、
(たぶん)いろいろ掃除しているのだと思います。
見た目はあまりよくありませんが、
底砂を入れている水槽では結構能力は高めだと思います。
2 茶色苔対策
ガラス面部門
第3位
トゲアシガニ
いつもガラス面についている訳ではありませんが、
ガラス面の茶コケもしっかり食べてくれます。
第2位
グリーンサロンシュリンプ
エビだけあって、機動力があるので、
夜中人が寝静まった時にひっそりと掃除しています。
しかし、数が居た方がその効果は分かり易いと思います。
第1位
シッタカ貝
ガラス面しか掃除しないといっても過言ではないほどガラス面にくっ付いています。
時々ライブロックにくっ付いていることもありますが、
基本ガラス面のうっすらとした苔を食べています。
問題点はあまり数を入れると水槽の見た目を非常に損なう事です。
底砂やライブロック等部門
第3位
マガキガイ
底砂を掃除させればかなりの能力を発揮します。
ただ餓死に非常に弱いのであまり数を入れすぎるとすぐにいなくなります。
時々、底砂に飽き足らず、
底から5センチぐらいまでの距離ならば長い口を使ってガラス面の苔も食べています。
第2位
グリーンサロンシュリンプ
エビだけあってその機動力から、
ライブロックの表面に生えたやわらかいコケを好んで食べます。
処理能力もなかなかのものです。
第1位
黒ナマコ
いろいろ悩みましたが、自分の私見で、黒ナマコにしました。
底砂は黒ナマコが一番きちんと綺麗にしてくれるような気がします。
見た目を気にしなければ、水槽に1匹入れておいてもいいかもしれません。
3 硬いコケ部門(シオグサやハネモ)
第2位
エメラルドグリーンクラブ
前評判では、硬いコケを食べてくれるとのことでしたが、
なかなか硬いコケは食べずに硬いコケが硬くなる前に食べるといった感じです。
ですので、硬くなったコケにはほとんど効果はありません。
第1位
シラヒゲウニ
身体にサンゴのフラグや固定していないサンゴを持って行ってしまうという残念なところがありますが、
こいつはかなり固いコケでもその頑丈な口でバリバリ食べてくれます。
かなり馬力もあるので、
1匹だけでも硬いコケや海藻相手ならばかなりの効果が見られると思います。
4 シアノバクテリア対策
第1位
タツナミガイ
実際にシアノバクテリアは食べてくれますが、
そこまで多くの量を処理してくれるわけではありません。
過度な期待は厳禁。
ただ1日中いろいろなやわらか目の苔を食べてくれるので、
その能力は高いものがあると思います。
しかし、自分の水槽ではあまり活躍することなく、
いつの間にかいなくなってしまっていたのでこの部門での入賞となりました。
5 総合苔取り
第3位
グリーンサロンシュリンプ
やっぱりエビの機動力はなかなか目を見張るものがあります。
結構多めに入れていても基本的に暗くなってからしか水槽の表には出てこないので、
その見た目はあまり気にならないのではないかと思います。
水槽に入れることを考えている方がいれば、
出来れば5匹くらいまとめて入れると効果を実感できると思います。
第2位
シラヒゲウニ
かなりの馬力があり、
茶コケ以外の苔や海藻はどんなものでも食べてしまう性質があり、
1匹で水槽をカバーできます。
しかし、前にも言った通り固定していないサンゴは持って行ってしまうので、
レイアウトが崩れる危険性が非常に高いので、注意が必要です。
第1位
マガキガイ
マガキガイを入れている方は多いのではないでしょうか?
底砂の苔とりから、攪拌までいろいろ一手に引き受けてくれるオールラウンダーな生体です。
ただ、数を入れると本当に餓死していなくなるので、
底の注意が必要です。
自分の水槽は90㎝ですが、2匹で、かれこれ7年生きています。
6 苔取り殿堂入り
苔取りの殿堂入りは何といっても、
生体の中でもかなりの大きさを持っているにもかかわらず、
どんな水槽でも適応する
人間
です。
苔掃除を生体任せにすることもできますが、
やっぱり見た目をきれいに保つ為にも、
人の手により日々のメンテナンスをすることが大事だと思います。
苔掃除などのメンテナンスをすることで、
水槽内の新たな発見や不具合の早期発見など色々なメリットがあるので、
苔掃除はこまめに人間がやるのが一番です。(自分に言っています)
写真提供
当ブログで掲載されている写真は海水魚・サンゴ専門店VESSEL(http://www.vessel-1997.com/)様から特別に許可をいただいて掲載させていただいています。