【海水魚】ルビーレッドドラゴネット飼育 派手な見た目の赤いやつ

皆さんこんにちは。DANです。

今日は真っ赤な身体に派手な背鰭を持つ

ルビーレッドドラゴネット

の飼育についてブログにしていきたいと思います。

ルビーレッドドラゴネットって、実際に見るとあまり大きくないんですよね。

それに真っ赤と言っても別にスピードが3倍というわけでもなく、

寧ろマイペースなその動きの速さは普通の魚の3分の1です。

ルビーレッドドラゴネットを飼育するにあたり

とり
とり

・ 基本的な飼育方法は?
・ 餌付けが難しいんじゃないの?
・ 混泳できない魚はいるの?
・ 元気な個体の見分け方は?

などを中心にブログにしていきたいと思います。

1 ルビーレッドドラゴネット飼育方法

ルビーレッドドラゴネットは、ネズッポ系の魚であり基本的な飼育方法は、

マンダリンなどとあまり変わりはありません。

水槽のサイズも30㎝キューブくらいの水槽から飼育可能ですが、

ルビーレッドドラゴネットが食べる餌がない環境では

痩せていってしまうのでなるべくなら大きな水槽できっちり餌をあげられる方が

長期飼育はしやすいと思います。

水槽の濾過についてはオーバーフローが望ましいのですが、

水換えなどして水質を維持できればどんな濾過設備でも問題ないと思います。

理想を言えば、ある程度熟成した

水槽でカイアシ類や微生物が沸いており自然とルビーレッドドラゴネットが餌を食べられる環境の水槽

での飼育が望ましいのではないでしょうか?

水合わせなどは普通の海水魚と同じようにゆっくり水合わせしてあげてください。

水温は25℃ぐらいが適正と言われていますが、

23℃から27℃

くらいまでなら問題はないと思います。

水流についても一緒に飼育しているサンゴに対応する水流で問題ないと思います。

自然界では海藻やカイメンなどが生えている岩礁に生息している魚なので、

ライブロックの入っている水槽の方がいいと思います。

2 ルビーレッドドラゴネットの餌付け

ルビーレッドドラゴネットに限らずネズッポ系の魚の餌付けは意外と手こずる人が多いかもしれません。

基本的に水槽の中の微生物などを食べて生活出来て知らないうちに

人工餌に餌付いているというのが理想ですが、

生き物なので此方の意図したとおりにはなかなか動いてくれません。

ではどのように餌付けするのが良いのかというと

・ まず活ブラインシュリンプを目の前にそっと流してあげる

・ 活ブラインを食べるようになったら、冷凍ブラインか冷凍コペポーダを同じように目の前にそっと流してあげる

・ 冷凍でも食べるようになってきたら冷凍餌に細かく砕いた人工餌を混ぜたものを同様にスポイトなどでそっと流してあげる

・ 食べるようになったら徐々に人工餌の比率を上げて餌付けする

と言った手順が一般的だと思います。

ここから自分の持論ですが、

ネズッポ系の魚はサテライトで隔離しての餌付けにはあまり向いていない気がします。

何故なら、プランクトンフィーダーのネズッポ系全般に言える事ですが

常に何か食べているような感じでライブロックや底砂を突いています。

そのような魚をサテライトのような何も無い場所に隔離するのは

痩せる原因とストレスでの拒食につながる可能性があるからです。

ただ、必ずしも隔離しての餌付けがダメだというわけではなく

隔離してのしっかり餌付けしてから水槽に入れる方もいると思うので、

そこはキーパーの判断になると思います。

3 混泳出来ない魚はいるの?

ルビーレッドドラゴネットは、同じオス同士を入れるとケンカするようですが、

ペアになるような同種同士であれば問題なく混泳出来ます。

また運良くペアに出来れば、

ルビーレッドドラゴネットの雄による

背鰭を広げる求愛行動

も見ることが出来るかもしれません。

その他マンダリン等との混泳については性別が違えば問題なく、

同じ性別でも水槽が広ければそこまで大きな問題にならないのでは無いかと思います。

狭い水槽では、雄同士の場合、

特に発情期などはずっと追いかけまわすことがあるようなので注意が必要だと思います。

他の魚との混泳については肉食魚以外なら大丈夫だと思います。

4 元気な個体の見分け方

ルビーレッドドラゴネットはとてものんびりした魚で、

そこまで素早く動き回るタイプではありません。

ここでいう、元気な個体とは痩せていない個体の事を言います。

上からの画像でちょっとわかりずらいかもしれませんが、ルビーレッドドラゴネットは痩せると頭のあたりの肉が抉れるように凹んでくるので、この部分をよく見てしっかりと肉のついているものを購入すれば間違いないと思います。

あとは、どの魚にも言える事ですが、

ヒレや体表などに傷がないかも合わせて確認するのが間違いないと思います。

5 ルビーレッドドラゴネットの病気

ルビーレッドドラゴネットはマンダリンと同様に白点病などの病気には強い種になります。

そのため、水槽での飼育の際は病気のリスクより、

餓死のリスクの方が高くなるので、上手く餌付けを行ってあげることが大事だと思います。

振り向いたルビーレッドドラゴネット

6 補足(独自の餌やり方法)

ルビーレッドドラゴネットを飼育するにあたり、

上での飼育方法でお伝えしていなかったのですが、

我が家の水槽にはリフジウムを設置しており、

ホソジュズモや海ブドウ、センナリヅタ

などの海藻を入れてあります。

リフジウムの規模としては、そんなに大きなものではないので、

リン酸塩や硝酸塩の除去にはほとんど役に立っていませんが、

微生物を発生させるには一役買っているのではないかと思っています。

また、水槽内にイソギンチャクモエビ(1cm位の小型のエビ)を10匹くらい飼っており、

それらのエビが不定期で産卵し、

その稚エビがハナゴイ系の魚やマンダリン等の魚のおやつになっているので、

なるべくこのように自然のサイクルが出来上がる水槽であれば、

餌付けが難しい魚の餌付け問題も解消しやすくなるのではないかと思っています。

最近の記事

7 まとめ

ここまで飼育方法や餌付け、混泳や病気について色々書いてきましたが、あくまで自分がうまく行っている方法を書いているだけですので、これ以外にもうまく餌付けする方法などはあるかもしれません。

ただ、この魚はとても小さい魚なので、水槽に迎え入れた際はなるべく早めに餌を食べるようにした方が長期飼育にはいいかもしれません。

余談ですが、我が家の水槽は、苔の掃除はしていますが、ライブロックなどから生えた海藻などについては、ある程度残したままにしてあります。

これは、この海藻の周囲からネズッポ系の魚の餌となる微生物などが湧いてくればいいなという思いで残しています。

決して面倒でむしっていないわけではありません。

また、上でも書きましたが、リフジウムも濾過槽内に設置しているので、ある程度の微生物の発生に役立ち、それがマンダリンやルビーレッドドラゴネットの餌となっているのかもしれません。

このように自分自身も色々試行錯誤しながら飼育しているので、飼育方法は一つではありません。

色々チャレンジしてみることで、新たな飼育方法が見つかり、今後、海水水槽での魚の飼育が簡単になっていけば、もっとアクアリストが増えてくれるのではないかと夢想しながら今日のブログは〆たいと思います。

コメントを残す