【海水水槽】タコアシサンゴ飼育〜意外と簡単に飼育できてすごく光るゆらゆらサンゴ〜

皆さんこんにちは。DANです。

海水水槽、特にサンゴ水槽をやっているとライトを当てた時に光って目立つサンゴが欲しくなりますよね。

そんな時に個人的にオススメなのが、LPSの

タコアシサンゴ

です。

アイキャッチにもなっていますが、タコアシサンゴのクリアグリーンはライト点灯下では、

物凄く発色して、さらに飼育が比較的簡単です。

今日はそんなタコアシサンゴを題材にトピックとして、

とり
とり

タコアシサンゴとは?
タコアシサンゴの飼育
タコアシサンゴの種類
実際にタコアシサンゴを飼育した際の問題点

などを中心にブログにしていきたいと思います。

1 タコアシサンゴとは

タコアシサンゴは、LPSといって骨格を持つサンゴの仲間です。

簡単に言えば、ポリプ(口)が大きなサンゴの仲間ですね。

同じような仲間のサンゴに、コエダナガレハナサンゴやツツマルハナサンゴなどが居ます。

上の写真のシマヤッコの下にあるクリアグリーンのが、タコアシサンゴで、

左側にあるのがツツマルハナサンゴです。

では、なんでタコアシサンゴなんていう名称なのかというと、

触手がタコの脚のような形をしている

という事らしいです。(まんまかよ)

写真のタコアシサンゴはクリアグリーンのタイプで、水槽内ではひときわ目立った色合いをしています。

2 タコアシサンゴの飼育

⑴ タコアシサンゴの飼育環境

タコアシサンゴの飼育は、LPSの中でも比較的簡単です。

飼育本などでは、あまり強い光が必要ないと書かれていることもありますが、

べつに強い光の下でも問題なく飼育できます。

我が家では、ラディオンG5の下に置かれていますが、特に問題なく長期飼育できています。

自分個人的には、光がどうのこうのというより、水質がある程度整っていれば

問題なく飼育できるのではないかと思っています。

水流についても、強くもなく、弱くもな無く、ポリプがたなびく程度の水流で問題ありません。

ツツマルハナサンゴは、少し水流が強い方がポリプが良く開いて元気に飼育できる気がします。

濾過についてですが、

上部濾過でも外部濾過でももちろんオーバーフローでも飼育は可能だと思います。ただ、あまり硝酸塩やリン酸塩が大量に蓄積しないように水替えはしてあげてください。

あ、あとタコアシサンゴですが、スイーパーを伸ばして近くのサンゴを攻撃することがあるので、

あまり同種以外のサンゴを近くに置くと攻撃されて溶けてしまう可能性があるので、

レイアウトする際は気を付けた方が良いかもしれません。

⑵ タコアシサンゴの色揚げ

タコアシサンゴの色揚げについてですが、自分自身が飼育したことがあるのはこのクリアグリーンのタイプだけですので、

色揚げと言われると、どのようになるのかというのが分かりません。

どちらかというと、色維持が中心になるのかなと思っています。

しかし、オレンジ色のタイプのタコアシサンゴは、オレンジ色を濃くすることが出来るようです。

ちょっと脱線しますが、コハナガタサンゴのクリアータイプを飼育していた際に、少し強めのライトの下に設置していると、茶色っぽく色が変色したことがあるので、リン酸の濃度が濃かったり、変にライトが強かったりすると、茶色が強くなるのかもしれません。(タコアシサンゴに関しては同じ結果は確認できていないので、詳細は不明です。)

⑶ タコアシサンゴの病気

タコアシサンゴというか、LPSのこういった仲間のサンゴは、

ブラウンジェリー

と言われる病気にかかることがあります。

ブラウンジェリーは、サンゴから茶色いコケのようなものが出てくる病気で、

結構進行が早く、早めに対処しなければ共肉がすべて剥がれて行ってしまう事があります。

ブラウンジェリーになった場合は、ヨウ素で薬浴したり、サンゴ用の薬剤で薬浴したりすると良いと言われていますが、

自分的には、ブラウンジェリーの部分を早めに切除して、水槽内の水質の改善を図った方が良いと思います。

よく、ダイノスと間違われることがありますが、ダイノスとは全く別の病気です。

⑷ タコアシサンゴの株分け

タコアシサンゴもブランチタイプなら成長すれば株分けが出来るようになります。

株分けの方法は、本来ならば、アクアソーなどで、枝の部分を切り離して増やしますが、

アクアソーを持っておらず、己の力と勇気に自信がある方は、糸鋸などで、ブランチ部分を切り離せば、

株分けすることが出来ますが、自分は豪の者ではないので、糸鋸で株分けしたことはありません。

3 タコアシサンゴの種類

タコアシサンゴには、ブランチタイプとコロニータイプの2種類があります。

ブランチタイプは木の枝のように分かれているタイプで、

コロニータイプは、ひとまとまりになっているタイプです。

カラーバリエーションについても、それぞれ、オレンジやグリーン、クリアグリーンといった種類が販売されています。

この写真のタコアシサンゴは、ブランチタイプになります。

二つに枝分かれしており、それぞれからポリプが出ています。

(倒れているのは、進撃のウニに倒されたからなので、出来れば立っている状態で飼育した方が良いと思います。)

4 実際にタコアシサンゴを飼育して発生した問題点

自分が実際にタコアシサンゴを飼育していて感じた問題点について書いていきたいと思います。

まず一番最初に問題に感じたのは、

・ 安定感がない

ということです。もちろん安定感抜群の個体も販売されているので、

購入する際は、事前に設置場所を決めておいて、その場所に置きやすい形のタコアシサンゴを選ぶのも一つの方法かもしれません。

そのほかは、水槽に入海させた際に、ホールドファストなどを使ってライブロックに接着してしまうのもいいかもしれません。ただ、デメリットとしては、接着してしまうと、株分けの時に取り出すのが大変だったりするので、水槽の状況に合わせて接着した方が良いかもしれません。

あとは、最後の手段として、ブランチタイプならば、円形の塩ビパイプなどを使って底砂に塩ビパイプを垂直に立てて、

そこにぶっ刺しておく

という手もあります。ショップで販売されている場合はこのような方法で設置されていることが多いです。

デメリットとしては、見た目が良くない

という点でしょうか。

ただ、普通にライブロックに置いて置いた場合に、何かの拍子でライブロックから落ちて、底砂を巻き込んでしまったりすると、結構良い確率で弱ったり、病気になったりするので、出来る事なら落っこちて底砂に絡むような置き方はしない方が良いかもしれません。

ちなみに少し大きめのウニなどは、5㎝くらいのタコアシサンゴなら、お持ち帰りすることがあるので、

注意が必要です。

5 まとめ

いろいろ自分が飼育してきた際のことについてブログにしてきましたが、

タコアシサンゴは、比較的丈夫で見た目はかなりいい色をしているサンゴですので、

一つ水槽に入れるとかなり目を引くようになると思います。

あ、比較的丈夫と言いましたが、サンゴの中では比較的丈夫というだけで、

魚を入れた小型水槽の場合では、ちゃんと水質管理をしないとブラウンジェリーとか発症しやすいので、

注意が必要です。

ただ、綺麗に掃除と水替えを定期的にしている水槽では、そこまで神経質になる必要はないのかなと思うので、

とにかく目立つサンゴを入れたいと思っている方が居れば、一考してみる価値はあると思いますよ。

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