【海水水槽】レモンピールエンゼルの飼育や餌付け〜黄色い体にアイシャドウの目立つヤッコ〜

みなさんこんにちは。 DANです。

最近急に暑くなったり、雨降ったり嫌な天気が続きますよね。

そんな感じで気が滅入る季節ですが、

水槽に目立つ魚を入れてリフレッシュしましょう。と言うことで(どういうこと?)

今回は、小型ヤッコである

レモンピールエンゼル

について紹介したいと思います。

といっても前のブログで小型ヤッコ同士の喧嘩仲裁と言うことでちょっと解説していたかなとも思うのでダブる部分はあると思いますが、気が向いた時にでも良んでもらえれば幸いです。

と言うことで、今回のトピックとしては、

とり
とり

・ レモンピールとは
・ 飼育環境は?
・ 餌付けは難しい?
・ 色抜けはする?
・ 飼育の注意点は?
・ サンゴとの混泳は出来る?

などを中心にブログを書いていこうと思います。

1 レモンピールエンゼルとは

レモンピールエンゼルはケントロピーゲ亜属に属するヤッコで、

ようはポリプ食でサンゴを食っちゃう事がある種類の魚です。

レモンピールは、小型ヤッコなのでまあ大きくなっても12、3センチぐらいなのでは無いかと思います。

我が家にいるレモンピールは大体8センチから9センチぐらいの大きさです。

特徴としてはなんと言っても、黄色い体と青いアイシャドウ、そして背鰭から尾鰭のラインです。

似たような種類にヘラルドヤッコが居ますが、ヘラルドヤッコは全身真っ黄色でアイシャドウも入っていないので、実物を見ればその違いは一目瞭然だと思います。

ショップでの価格ですが、2021年現在は昔よりちょっと値段が上がっているので、

概ね1万円前後

になると思います。

値段はショップによって多少のバラツキがあると思います。

寿命については、5年位と言われたり、10年生きたと言われたり色々あるので、お迎えしたレモンピールの個体差とキーパーの腕により前後すると思います。

レモンピールの性格ですが、身体が小さいうちはおとなしいけど、大きくなると結構凶暴になると言われていますが、これも個体差なんじゃないかと思います。

ヤッコはどの種類も総じて水槽の環境に慣れてくると、凶暴になるので他の魚が隠れられる様な環境を作ってあげるのが良いのかなと思います。

そしてある程度水槽に慣れてくると、常に水槽内をウロウロしながら時々思い出したかのように食べ物を探したりする様になります。

2 飼育環境は?

次に飼育環境についてですが、

単独飼育なら45センチ水槽で飼育可能だと思います。

他にも魚を入れたりする予定があれば、もう少し大きな水槽の方がいいと思います。

適正水温は23℃から25℃位で、この間くらいの水温なら調子良く飼育できると思います。

今年の夏も暑そうなので、夏を乗り切るために水槽用クーラーをつけるか、室温を自分が思っている水温より2℃から3℃位低く設定したり、扇風機の様なもので水面を扇いで気加熱で水温を下げるなど対策が必要になると思います。

エアコンの設定温度を希望する水温より下げる理由は、水槽内の水流ポンプや照明の熱により水温が上がるためです。

扇風機の様なものを使う場合は、水槽内の水分が蒸発するため塩分濃度に注意する必要があります。

ちなみに我が家は通年23℃から24℃位で推移しています。

濾過装置ですが、ヤッコなど魚だけで飼育する場合には外部フィルターや上部濾過フィルターでも飼育することが出来ます。しかし汚れの蓄積により、白点などの病気蔓延には注意する必要があるので、そこそここまめな掃除が必要になると思います。

ただ白点虫は水槽内の砂の中で休眠したりもするので、こまめな掃除で必ず防げるわけでは無いと思います。

管理上一番手間がかからないのは、オーバーフローですが、オーバーフローにしたからといって手抜きで飼育できると言うわけでは無いので、愛情を持って飼育する必要があります。

その他必要なものは水流ポンプとライトですが、必ず無ければならないと言うわけではありませんが、プロテインスキマー設置やエアレーション無しで、炭素源などを使用する場合は、最低限水流ポンプで水面を動かして酸素を溶かしてあげなければ、酸欠になる恐れがあるので、注意が必要です。

底砂についても、敷かずにベアタンクで飼育した方が手入れが楽かもしれません。

ライブロックなどの隠れる場所については、レモンピールに聞いてみないとわかりませんが、やっぱり寝るときは岩陰に隠れるのであった方が魚の福利厚生的には良いかもしれませんね。

3 餌付けは難しい?

レモンピールの餌付けですが、難易度的には普通だと思います。難しくもなく簡単でもなくといったところでしょうか。

ただ、購入時に最低限食べている餌の種類や食べっぷりについて確認して、食べている餌から徐々に人口餌に変えていった方が間違い無いと思います。

調子の良いレモンピールであれば、水槽に入れてすぐに餌を食べてくれると思います。

飼育してみての感想になりますが、餌の趣向としては、冷凍ブラインシュリンプの食いつきが一番良い様に感じましたので、もし餌付けで悩んでいれば冷凍ブラインシュリンプで反応を見てみるのも良いかもしれませんね。

因みに我が家で購入したレモンピールは、ショップでちょっとだけ冷凍ブラインシュリンプに反応して、少しだけ食べる状態でしたが、水槽内に入れて他の魚が食べているのを見るとそれに釣られて最初はビビりながら食べており、1週間くらい経った後は率先して水面に近寄ってきて餌を求める様になりました。

人工餌についてですが、我が家はヤッコ以外の魚も混泳しているので、メガバイトレッド、グリーンとニオスアロエ、ゴジ、アルジーをそれぞれあげています。

ですので草食性のメガバイトグリーンや海藻70などが良いと言われていますが、それ以外の人工餌も食べているので、必ずしも草食性の人工餌じゃなければならないと言うわけでは無いと思います。

人工餌については、小型の魚もいるので、Sサイズの物やニオス系はすり鉢で軽く砕いてからあげていますが、レモンピールはある程度の大きさのある人工餌の方がお好みの様で、潰れていない人工餌の方を進んで食べています。

ある程度餌付けが上手くいくと、人が水槽に近づくと餌を求めて定位置に移動する様になるので、毎回同じ場所から人工餌をあげる様にすると人にも懐いて可愛さがアップしますよ。

そんなわけで餌付けの難易度はそこまで高くはありませんが、購入時に頭の部分が痩せている個体は、拒食や既に食べる気力が無い場合もあるので良く確認した方が良いと思います。

あとは、レモンピールより大きな気の強い魚が先住に居ないことも重要かもしれません。

4 色抜けや日焼けはする?

レモンピールの日焼けや色抜けですが、おそらく他の淡い色のヤッコに比べると、どちらも可能性は低いと思います。

例えば、エイブリルエンゼルなどは、白っぽい体をしているので、あまり強い照明だと少し黒っぽくなったりしますが、レモンピールはその点退色や日焼けは目立ちにくい色をしているので、そこまで気にしなくても良いと思います。

ネットで色々と調べてみても、レモンピールは退色しずらいと書かれていることが多いです。

かなり見づらいのですが、上の写真のレモンピールの下にエイブリルがいます。

このエイブリルはかなり元気で肥ってますが、色はちょっと(かなり)黒っぽくなってしまいました。

自分自身もヤッコの色揚げなどはそこまで詳しく無いので、なんともいえないのですが、黒っぽくなった原因は、

ライトの強さ

水質

のどれかに起因するのでは無いかと思っています。

実際にクイーンエンゼルなどは大きくなると青い部分を維持するのが難しいようなので、やっぱり閉鎖環境では、自然界とは何らかの違う要素があるのでは無いかと思ってしまいますね。

ちょっと話は脱線しましたが、レモンピールはそう言った色の関係では、退色などがしづらいヤッコなのでは無いかと思いますので、飼育が安定すれば綺麗な黄色をずっと鑑賞できる様になるのでは無いでしょうか?

最近水槽を見ていて気がついたのは、ニオスのワイルドゴジを与えているせいなのかどうなのかわかりませんが、鰓部分の青色が強くなった様な気がします。

5 飼育の注意点は?

レモンピールの飼育に関する注意点はなんと言っても病気でしょうか。

まあ、レモンピールに限らず病気については注意したい所です。

それでは病気ですが、かかりやすい病気の代表例として、

白点病

があります。

かなりメジャーな病気で色々な対処法や薬が出ています。ただ出来れば白点病など出さずに常に元気にしていて欲しいので、水質や病気が蔓延しない環境づくりが大事になるのでは無いでしょうか?

白点病の原因としては、

・ 水温が高め

・ 水槽の底砂を巻き上げてしまった

・ 水槽の環境悪化

などが原因で、引き起こすトリガーとして

・ 魚がストレスを感じる

・ 水温の変化

がトリガーとして発病します。

ストレスとして具体的には、水槽が立ち上がっていないことによるストレスや新たな水槽に導入したことによるストレスがあげられます。

ただ、これまで飼育してきた経験では、

25℃以下の水温をキープしており、

殺菌灯を設置して、過密飼育をしていない

水質が正常で定期的に水換えをしている

水槽がきちんと立ち上がっており、底砂は触らない

状態であれば、ほぼ発生しないと思います。

また、仮に発生した場合でも魚が餌を食べており健康な状態であれば白点虫がそのうち離れて自然治癒する事も多いようです。

ただ、白点虫が魚の鰓などについた場合は、呼吸困難になる危険があるので、早急に薬浴などの治療を行う必要があります。

白点病の他にも色々と病気はありますが、水槽内で喧嘩などをしておらず、餌もよく食べていい状態をキープしていれば、病気のリスクは低くなると感じています。

6 サンゴと混泳出来る?

レモンピールとサンゴの相性ですが、

LPSとの相性は非常に悪いのでは無いかと思います。

と言っても完全に共肉を食べ尽くして白骨化させる事は少ないのでは無いかと思います。

でも多少は突くので、なるべくLPS系のサンゴは入れないほうが無難だと思います。

ただ、常にお腹いっぱいな状態にしておけばサンゴも突く頻度は下がるとは思います。

ちなみに我が家では、コハナガタサンゴやスコリミアなどが優先的に狙われている様な気がします。

色はコハナガタサンゴがクリア色でスコリミアが緑色です。

逆にタコアシサンゴなどのLPSはほとんど見向きもしていません。

オレンジのカクオオトゲキクメイシも特に見向きもしていなかったり、ミドリのキクメイシやうっすら赤みがかったコハナガタサンゴも見向きもしないので、サンゴのいる場所や色などで突くものとそうで無いものがあるのかもしれません。

SPSも突く様な素振りはしますが、大きなフトトゲサンゴの根本を狙っているので、どちらかと言えば、根本に何か微生物が居ないか探している様な感じです。

ソフトコーラルには全く見向きもせず、ウミアザミの茎の部分などを時々泳ぐ程度です。

余談ですが、シマヤッコもコハナガタサンゴはよく突いています。

7 まとめ

レモンピールの飼育方法や魅力について色々と書いてきましたが、実際に飼育してみて結構人にも馴れやすかったり、色の維持も容易と言うことでオススメのヤッコになります。

餌付けもそんなに難しく無い印象だったので、水槽内の混泳魚さえ気をつければ失敗する可能性は低いのでは無いかと思います。

今後飼育してまた新たに気がついたことがあったり、エイブリルとペアになってハイブリッドブリードが出来ればまたブログにしたいと思います。(ブリードはほぼ無理だと思いますが)

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