【海水水槽】水槽の魚のケンカを仲裁〜激しいケンカを一時的に仲裁する方法〜

皆さんこんにちは。

水槽をキープしていると、アクアリストの性で色とりどりの魚や色んな珊瑚を入れて綺麗な水槽を作りたくなりますよね。

ただ、水槽のような閉鎖空間では魚にはストレスになったり、縄張り意識が強くてケンカになったりします。

それでも、魚同士の相性やレイアウトの工夫、水槽に入れる順番などを工夫しながら、いろんな魚を混泳させていきます。

そうやって工夫して魚を入れていても、一か八かで喧嘩する同種をどうにか上手く入れたいと夢想する時期があると思います。

そうした時に自分の経験から、混泳に際して効果があった方法についてまとめてみました。

これから魚を入れるに際して悩んでいる方の参考になればと思いますが、必ずしも全部が自分の経験通りに行くとも限らないので、そこはご了承下さい。

それでは今回のブログのトピックとして、

とり
とり

・ 混泳する魚の入れる順番について
・ 魚のサイズについて
・ 魚を入れるタイミングについて
・ 水槽に手を入れずケンカを止める方法
・ 物理的な隔離について
・ 魚とサンゴの混泳について
・ 具体的な混泳の例

を中心にブログにしていきたいと思います。

あくまで自分の経験を元にした持論ですので、違う意見をお持ちの方もいらっしゃると思います。

1 混泳する魚を入れる順番について

まず、色々な魚を混泳させるにあたり、基本的な考え方から書いていきたいと思います。

魚の混泳に当たっては、最初に自分でどんな魚を入れたいか考えた上で、その入れたい魚の中で

性格が大人しくて体が小さい方から順番に入れて徐々に体が大きく性格がキツい魚を入れていくのが基本になります。

ただ、最初から水槽の完成形を全てイメージして水槽を立ち上げられる人って少ないと思います。少なくとも自分には出来ません。

そうした場合に自分が気をつけているのが、

今いる魚に対して、ストレスがあまりかからない魚を選ぶようにしています。

と言っても実際は、最近ヤッコも入っている水槽にパープルクィーンを入れるなどしているので、あまり説得力ないかもしれません(汗

もちろん☆にしない様に最大限の努力をしています。

2 魚のサイズについて

次に魚のサイズについてですが、上でも書いた通り、小さい魚から順番に入れていくのが良いのかなと思います。

魚ってやっぱり大きい魚の方が威圧感があるので、単純に強いんでしょうね。

でも水槽内で縄張りを持つと、小さな魚でも結構気が強くなります。

スズメダイ系の魚はそれが顕著で、

例えば、きっとクマノミを飼育したことのある人のあるあるだと思いますが、

クマノミを飼育していて、縄張りを持つと、

人間が水槽の掃除の時に手を入れると噛み付いてきたりします。

これが結構痛いんですよね。

話が逸れましたが、小さな魚が大きな魚に負けないようになるには、

先に水槽内で縄張りを作らせて、体の大きな魚に立ち向かわせるのが、魚同士の均衡が取れるんじゃ無いかと思います。

そうは言っても、フィッシュイーターなどを入れればこの限りでは無いので、注意してください。

あご自分は、フグ系の魚を飼育したことがないので、もしかしたらフグの混泳などは、こう言った法則というか大きさや順番は関係ないかも知れません。

3 魚を入れるタイミングについて

魚の混泳にあたり基本的な事を色々書いてきましたが、

誰しも出来れば水槽内で喧嘩をして欲しくないと思っていると思います。

自分もそうです。

いつも喧嘩しないように注意しながら、入れています。

そんな時に、気休め程度かもしれませんが、なるべく喧嘩をしずらい入れ方としておすすめなのが、

深夜に水槽内の魚が眠っている間を狙って新しい魚を入れる

という事です。

縄張りを持つ魚の目の前で入れると、それはもう物凄く喧嘩になりますが、

寝ている間を狙っていれれば、新しい魚は水槽に入ったばっかりでキョドってるし、先住は寝ているので、

朝起きた時になんか魚同士が気まずい感じで鉢合わせして、あまり喧嘩にならない場合があります。(魚の気持ちは自分の想像です)

人間でも一緒かもしれませんが、朝起きてぼーっとしてる時に、いつの間にかそこに居たら、怒ったりするより先に

え!?

って感じで訳がわからなくなるので、覚醒している状態より好戦的になりずらいのかも知れないですね。

4 水槽に手を入れずにケンカを止める方法

次は、魚を水槽に入れたけど、同種同士で喧嘩が始まってしまった場合です。

こうなってしまうと水槽の外からキーパーが仲裁するのってなかなか至難の業ですよね。

でも、ある道具を使うと少し魚の喧嘩を止めることができます。

ではその道具とは、ズバリ

です。

え?何で鏡? って思うかもしれませんが、ベタの飼育などをした事がある方ならわかると思いますが、

水槽の外側に鏡を当てて、魚を写してあげると、

その写った自分の姿を同種と勘違いして、実際に水槽内に居る魚への攻撃の手を緩めることができる場合があります。

絶対に勘違いするわけではないのですが、攻撃を受けている同種への圧力は確実に少なくなります。

鏡の大きさは最低でも、対象とする魚より大きいサイズの鏡にしてください。

この方法は多くの鑑賞魚に使用する事が出来ますが、

ハギなどの気性の荒い種類の魚には効果が顕著に見られます。

キイロハギやパウダーブルータンなどは鏡に映った自分の姿に攻撃しようとしますし、

ヤッコも攻撃しようとします。

試した事はありませんが、スズメダイ系にも効果があるのではないでしょうか?

このように水槽に手を入れなくても喧嘩の手を緩める事が出来ますが、

当然ですが水槽のガラス面に苔が生えていたりすると、効果が見られない可能性があるので、ここは手を突っ込んで水槽のガラス面を綺麗にしておく必要があります。

あとは別の方法として、水槽のサイズをかなり大きくしてそれぞれが別々に縄張りを持つようにするのもありだと思います。

5 物理的な隔離について

魚を入れる順番を考えて、

鏡大作戦をやってもどうしてもケンカが止まない場合は、

最終手段として、水槽内に仕切り版をして物理的に隔離した方が良いかもしれません。

万が一追われている方がストレスで餌を食べなくなった時などは、透明な隔離ボックスより、水槽内が見えないようなボックスの方がかえってストレスを受けないかも知れません。

隔離ボックスがない場合などは、100均で白い籠を買って、発泡スチロールを付けて浮かべておくのもアリだと思います。

ただ、物理的な隔離は結構色々な問題が起こることがあるので、慎重に検討した方がいいかも知れない上に、手遅れにならないように手早い決断が必要かも知れません。

6 魚とサンゴの混泳について

魚とサンゴの混泳でダメだと言われているのは、チョウチョウウオ系とヤッコ系はサンゴ(特にLPS)との混泳は厳禁だと言われています。

まあ、原因は魚がサンゴを食っちゃうからですね。

でもヤッコ系なら食べない事があったり、完全に白骨化するまで食べなかったりする事もあるので、こればっかりは個体差なのかなと思います。

あと、シャコガイも喰われる危険性があるので要注意です。

7 具体的な混泳の例

⑴ ヤッコが既に2匹居る水槽に4センチのパープルクィーンを入れる。

今回臆病なパープルクィーンを後から入れて混泳させた理由としては、

・ 複数(5匹)同時導入であること

・ 既に水槽内に一番昔から飼育しているハナゴイとパープルクィーンがいること

・ 体の大きなパープルクィーンとハーレムを作る可能性があったこと

などから、今回臆病なパープルクィーンを後から追加しました。

結果としては、すぐに先住のパープルクィーンと一緒に群泳して冷凍を食べにくるようになりました。

まあ、全部が全部こうなるわけでは無いと思いますが、先住で群泳する同種がいたと言うのは、新たな魚の導入に際して良い効果が得られたのでは無いかと思います。

ヤッコは、一瞬気にしている様子を見せましたが、今はほぼ無関心な状態です。

⑵ 既にエイブリルピグミーエンゼルがいる水槽に同種のレモンピールを入れる

こっちは実は結構気を使いました。

最初に水槽内にエイブリルエンゼルが入っている状態で、後からレモンピールを入れました。

レモンピールとエイブリルは自然界では交雑種も見られるなど、近縁の魚のため物凄いケンカに気を遣って、

レモンピールのサイズがエイブリルより若干大きいものを選びました

ただレモンピールの食欲がショップではイマイチだったのが気掛かりだったのですが、冷凍ブラインは少し食べていたので、そのまま自宅で餌付けしようと家の水槽に連れてきました。

家の水槽では、万が一のために鏡を用意して、魚が寝静まる深夜まで、濾過槽内で温度合わせしながら待ちました。

水槽内の魚が寝静まった頃に温度合わせと水合わせをしたレモンピールを放流したところ、レモンピールはしばらく水槽内を徘徊したあと、

エイブリルと鉢合わせてしてお互いにびっくりした様子を見せましたが、危惧していたような喧嘩をする様子もなく、そのまま徘徊を続けていました。

翌朝になってからは、冷凍ブラインを入れて少し口にするもののバクバクと食べる様子はなく、エイブリルも気にしているが喧嘩を売るほどでもないと言った感じで推移しました。

そんなこんなで数日が過ぎると、

レモンピールがエイブリルを追いかけているというより後ろをついていっていると言うような感じで泳ぎ始め、

ちょうどその頃に時に人工飼料を食べるようになり、

水槽の蓋を開けると他の魚と同様に近寄ってくるようになりました。

現在もヤッコは両方とも水槽内を縦横無尽に泳いで、特に喧嘩などする様子もなく過ごしています。

ただ、力関係は少し変化があったのか、体の大きいレモンピールの後ろをエイブリルエンゼルがついていくようなスタイルになりました。

今回はレモンピールのサイズと深夜に入れたと言うのが良い方向に働いたのではないかと個人的に思っています。

8 まとめ

今回は魚の喧嘩の仲裁から、混泳についての持論をブログにして見ました。

あくまで自分の経験によるブログのため、必ずしも同じように行くとは限りませんが、もしこれから混泳などに挑戦する方がいれば、参考になれば良いなと思います。

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