【海水水槽】フラグやフラグラックに着く柔らかいコケを撃退〜茶ゴケの原因と対策〜

みなさんこんにちは。

最近うちの水槽で、フラグラックやマメスナフラグに茶色いふわっとした茶ゴケがよく生えるんですよね。

この苔がまた見た目が良くないんですよ。

しかも苔が増えると、フラグのサンゴが弱ったりすので困りものです。

と言うことで今回はこのふわっとした茶ゴケ対策でやってみた事などをまとめてみました。

今回のトピックとしては、

とり
とり

・ 茶ゴケの原因
・ フラグの使用前の事前対策
・ ケイ酸塩吸着剤の使用
・ 炭素源の使用
・ 添加剤の使用
・ 水換え
・ 環境の見直し

などを中心にブログにしていきたいと思います。

その他の苔関連のブログはこちら

1 茶ゴケの原因

一般的に茶ゴケの発生原因は水道水などに含まれるケイ酸塩によるものだと言われています。

水道水以外でも、ガラスから微量のケイ酸が出ている事などもある様です。

そこで我が家の水槽の水質を調べれば良いのですが、残念な事に自分はケイ酸塩測定キットを持っていません。

買えばいいんでしょうが、何故かまだ買っていません。

測定キットが無いので、我が家の水槽の状況などからこの茶ゴケの原因を探っていきたいと思います。

因みに我が家のコケ発生状況ですが、

・ 約1週間でフラグやガラス面に薄ら苔が生えてくる状況。

・ ライブロックやライトが、当たりづらい場所には生えない

・ 底砂には一切苔は生えない

と言う状況です。

(1) 水槽が立ち上がっていない可能性

茶ゴケは水槽立ち上げ初期にも発生することがあるのですが、我が家の水槽は立ち上げから結構な年月が経っており、一度リセットはしているもののそこからも少なくとも3年以上経過しているので、立ち上げ初期によるものの可能性は低いと思います。

(2) 水換えによりケイ酸塩が混じる。

水道水にはケイ酸塩が混じっているので、水道水を使って水換えをしていれば、この可能性は非常に高いと思います。しかし、今は一応スーパーのRO水を使っているので水道水ほどケイ酸塩は入っていないと思いたいのですが、実際のところこのスーパーのRO水がどの程度不純物を取り除いているかわかりません。

仮にスーパーのRO水にケイ酸塩が混入していた場合、水換えをすればするほど、苔が生えてくるのかなと思います。

ぶっちゃけて、自分はこのスーパーの水が一番怪しいのではないかと思っています。スーパーの水はRO水かもしれませんが、DIフィルターを通していないので、完全に不純物は取り除かれていないんですよね。

それにフィルターの交換状況も分からないので、もしかしたらフィルターの処理容量オーバーしているかもしれないですしね。

と言うわけで、この水換えが一番怪しいのではないかと思っています。

本当は試薬でケイ酸を調べたいのですが、持っていないので、参考になればいいなと思い、TDSメーターで数値を測ってみました。

測った所、自分の住んでいる地域の水道水の数値

が28ppm

で、スーパーのRO水は

ちゃんと0ppmでした。

と言うことは水が原因だとすると、イオン交換樹脂のDIフィルターを通さないと、ケイ酸塩を始めとする水槽になるべく入れたく無いものは含まれてしまうのだなと思いました。

(3) ライトつけすぎ疑惑

その他の原因としては、ライトの点灯時間が長いという事です。

コケも光合成できる環境があれば成長します。

それに我が家の水槽はルーバーを使っているのですが、ミドリイシなどで影になっている部分は、当然ですが、コケは生えません。

我が家ではライトの点灯は、午後0時から午後10時頃までの約10時間ですが、終わりの2時間はかなり弱めに水槽を照らしているだけなので、実質点灯時間は8時間ぐらいになります。

恐らくは、ライト点灯時間はそこまで長く無いと思うのですが、自然界でも雨の日や曇りの日があるので、1日くらいライトを付けない日があっても良いかもしれません。(自分は試したことはありませんが)

ライトをつけない日は、SPSなどのサンゴを入れている場合は、よく様子を見てあげたほうがいいと思います。

ちなみにライト点灯時間はそこまで長くないのにコケが生える原因として、ライト以外に水槽に直射日光が差し込んでいる場合も意図せず点灯時間が伸びているのと同じ状態になるので、水槽の状況を確認してみても良いかもしれません。

(4) 餌あげすぎ問題

水槽で魚を飼育していて、餌付けが上手くいって、人が水槽に近づくと魚が寄ってくる様な状況になると心情として、

いっぱい食べな

と思ってついつい必要以上に餌をあげてしまうかもしれません。

でも餌を大量にあげると、それに伴ってコケの栄養素である硝酸塩やリン酸塩が増えるんですよね。

じゃあ、餌をなるべく少なくしてこれらの栄養塩を減らせば良いのかと言うとそう言うわけではなく、一緒に入れている魚の健康にも注意して餌をあげなければならないので、餌の量は適量必要になります。

じゃあどうすれば良いのかと言うと、スキマーなどの装置で取り除いたり、濾過能力をアップさせたり、水換えをしたりと人間の努力が必要になります。

我が家の場合は、冷凍餌やらを結構あげているのでここにも問題があるかもしれません。けど餌の量は減らせません。

(5) バクテリアがうまく機能していない可能性

バクテリアが上手く繁殖しておらず、機能していない場合には、魚も上手く飼えません。ろ材を多く入れて、そのろ材を洗わずにデトリタスが溜まっている場合も硝酸塩が溜まりやすい傾向にあります。

硝酸塩やリン酸を養分にするバクテリアを増やして越しとる方法として炭素源を使用する方法があります。

しかしNO3PO4Xなどの添加剤は、硝酸塩とリン酸のどちらかが極端に減っていると上手く機能しないこともあります。

こういった場合は、炭素源を入れる事で、謎の細菌が増殖して生体に悪影響を及ぼす事もあります。

炭素源を使う方法以外にも、嫌気層を作って脱窒すると言う方法も有りますが、あまり魚の数が多いと脱窒する以上に硝酸塩などが蓄積するので、生体の量を少なく維持する必要があります。

このようにバクテリアがうまく行っていないとコケの栄養素が蓄積してコケが増えることがあります。

我が家の水槽は、炭素源は使用しています。

このブログを書いている時に、硝酸塩、リン酸塩それぞれをレッドシーのプロテストキットで調べた所、それぞれの数値は0ppmとなっていました。

と言う事でバクテリアが上手く機能していない可能性は低いのでは無いかと思います。

多分ね。

こうして色々と自分なりに原因を考えて見た上で、フラグに茶ゴケが生えないように各種対策を施してみました。

2 フラグ使用前の事前対策

まず自分が考えたのは、水槽で使うフラグに対する対策です。

どんな対策を施したのかと言うと、

濾過槽内に使用前のフラグをぶち込んでおく

と言う対策です。

なにそれ?と思うかもしれませんが、濾過槽内で照明がついていない場所に使用予定のフラグをあらかじめぶち込んでおけば、

・ フラグにバクテリアが着く

・ 光が無いのでコケが生えない

つまり、

コケがフラグに生える前にバクテリアでフラグを覆っておけば、フラグにコケが生える場所がなくなるのでは無いかと考えたのです。

昔デスロックを作った際に、すぐに本水槽にぶち込むとコケが生えやすい傾向が見られました。

そこで作ったデスロックを事前に濾過槽で、ある程度養生してから入れるとコケが生えずらかった経験から、フラグも同じだろうと言う事で、急ぎで使う場合を除いて、事前に濾過槽にぶち込めば、多少はコケの発生が抑制できるのでは無いかと考えたのです。

フラグも新品を使うと中から気泡とか出るのでバクテリアが住み着く土壌はあると思うですよね。(多分)

というわけで事前準備としてフラグを濾過槽にぶち込みました。

期間は出来れば2ヶ月ぐらいあると良いのですが、最短で2週間ぐらい入れておけば効果は出るのかな〜と思いました。

(水槽の水質や状況にもよるので、養生期間は一概にこのくらいというのは分かりません。長ければ長い方がいいと思いますが)

3 ケイ酸塩吸着剤の使用

次に茶ゴケの原因と言われている成分であるケイ酸の対策をしました。

ケイ酸は水道水に含まれていたり、ガラスから漏れたりと色々混入の原因があるようです。

そこで本来であれば、自分の水槽の状況を知るために試薬を使ってケイ酸を調べるのが間違い無いと思うのですが、

残念ながら自分は検査試薬を持っていないので、

・硝酸塩、リン酸塩共に0ppm

・生えているコケが茶ゴケ

と言う状況的な判断から、ケイ酸が混入いていると考えて、ケイ酸吸着剤を購入しました。

(試薬で測るのが一番間違いないので、真似しないで下さい。この方法は、あくまで自分の予測によるものです。)

購入したのは、カミハタのシリケイトリムーバーで、ケイ酸のみを吸着する吸着剤のようです。

我が家の水槽にケイ酸が無ければ全くの無意味な吸着剤になってしまうのですが、

これまでの海水水槽での経験から、大なり小なりあるだろうという事で濾過槽内の流れがある場所に入れてみました。

結論から言えば、約2週間使ってみて、RODI水での水換えと合わせての結果ですが、茶ゴケの発生はかなり抑えられました。

という事で我が家に水槽にはケイ酸が混入していたのだと思います。

フラグのコケはと言うと、成長速度は鈍感したイメージでしたが、それでもやはり生えてきてフラグサンゴの成長を阻害していました。

4 炭素源の使用と生物兵器

炭素源としてNO3PO4Xを使用しました。

と言うかNO 3PO4Xはこれまでも継続使用していたので、茶ゴケにはあまり炭素源は効果が無いのかもしれません。

代わりに、茶ゴケ以外の緑ゴケやシアノバクテリアなどは発生しなかったので、硝酸塩やリン酸塩を養分とするコケには効果があったのだと思います。

フラグのコケは、これまでと同様に掃除しても数日でコケが生えてきてマメスナの成長を阻害していました。

生物兵器ですが、シッタカ貝などを入れるとコケを食べてくれるので多少は効果があるかもしれません。

我が家は今いるフシウデサンゴモエビ3、ターボスネイル1、よくわからない勝手に生まれた貝2、マガキガイ2、以外は必要ないと思い今回の実験では追加していません。

5 添加剤の使用

添加剤の使用としては、ナプコのドクターティムシリーズのリフレッシュを使用しました。

リフレッシュの容器の裏側に記載されている説明を読むと、甲殻類などに悪影響が出る恐れがあると記載されているので、恐らくコケの細胞に直接作用するか、コケの光合成を阻害する様な成分が含まれているのかなと思いました。

中身の成分について詳しく書いてある部分が無かったので、なにが入っているかわからないのですが、甲殻類に悪影響が出る可能性があると言うことは、オキシドールの様な成分が多少なりとも含まれているのかなと思います。

では実際の効果のほどはというと、1週間の期間で規定量より若干少なく添加したところ、

コケの衰勢に関しては、現状維持程度であったと思います。

ただ、何故かスキマーで取れるゴミの量が減った気がします。

水槽内の生体に関しては特にこれまでと変わらないと言った感じでした。

この結果を受けて、

生体の数などは変わっていないのに、スキマーから出るゴミの量が減った事は意外でした。

てっきりスキマーが噴いたりすることを予想していたのですが、それが無かったので、自分で想像していた成分とは違うのかなと思いました。

肝心のフラグのコケはというと、数日は抑えられた様な印象でしたが、やはり時間が経つと生えてきて、フラグサンゴの成長を阻害していました。

6 水換え

水換えに関してですが、これまではスーパーのRO水を利用していたのですが、今回の水換えは、ショップでRODI水を購入して水換えしました。

スーパーのRO水については上でも書きましたが、TDSは0

ケイ酸塩などの成分に関しては調べていないので分からないと言ったところです。

ショップのRODI水は恐らく全て0だと思います。

具体的にどの様に交換したかと言うと、2週間に渡り、60リットルを2回交換しました。

我が家の水槽の総水量が約250リットルなので約半分を交換した事になります。(分けて水換えしているので正確には半分ではありません)

こうして水換えをしたところ、水槽のガラス面に生えるコケは1週間でうっすら水槽内がぼやける程度で、スポンジで簡単に取れる程度に減りました。

しかしやはりフラグのコケは少し生えてきて、マメスナの成長を阻害している印象でした。

7 環境の見直し

色々とフラグのコケについて実験してみましたが、どうしてもコケが生えてきました。

そして、自分が考えたのは、

雑草って根っこを完全に除去しないとまた生えてくるよなと….

じゃあコケも雑草と同じような物だから、根っこをしっかり除去しないといくらRODI水や吸着剤、添加剤などを入れても変わらないんじゃ無いかと。

そう思い、まず一通り我が家の水槽の水をRODI水で水換えして、水流がしっかり水槽全体を巡るようにするなど、とにかくコケには厳しい強い環境を作ることにしました。

そしてその間もフラグに生えたコケはこまめに取りながら、なるべく育たないようにしました。

そして、危険な裏技を試すことにしたのです。

8 一時凌ぎ裏技(危険)

危険な裏技というのは、オキシドールを使ってコケを根絶すると言う事です。

オキシドールは、甲殻類やバクテリアにとって、かなり有害な物質になっています。

下手に使うとエビなどはすぐに落ちるので、細心の注意を払う必要があります。

今回自分が試したのは、水槽に直接オキシドールをぶち込むのではなく、

オキシドールにフラグをつけてフラグのコケを除去するという方法です。

具体的には

オキシドールを入れた容器と飼育水を入れた容器を用意します。

マメスナなどのサンゴとコケのついたフラグを水槽内から取り出します。

取り出したフラグをオキシドールを入れてある容器にマメスナごとぶち込みます。

フラグのコケが生えている部分から気泡が出始めます。

自分の場合は概ね1分でしたが、最大でも1分30秒ぐらい以内にしないとマメスナに深刻なダメージが出るかもしれません。

時間が経ったらフラグを取り出して、飼育水が入っている容器に移します。

飼育水の入っている容器でフラグに付いているコケを指で優しく取り除きます。指で取れない場合は、歯ブラシなどでもいいと思いますが、サンゴを直接歯ブラシで擦るとサンゴに傷がついて高確率で溶けそうなので、注意した方がいいと思います

コケを取り除いたら軽く濯いで、水槽に戻します。

ここまでが一連の流れですが、自分はマメスナでしかこの方法を試した事がありません。それ以外のサンゴには使えない方法かもしれないので、参考にする際は注意して下さい。

最後にもう一度注意ですが、水槽にオキシドールは劇薬です。マメスナをつける場合もなるべく短い時間の方がいいと思います。

使用の際は本当に注意して下さい。

あと本当は、フラグにコケが生えたりしないようにキチンと管理してあげるのが一番間違いないです。

こうしてフラグのコケを取り除いた後は、1週間が経過しましたがフラグにモワモワした茶ゴケは生えなくなりました。

9 まとめ

色々とフラグのコケについて対策してみましたが、

一番良い方法は最初からコケが出ないようにフラグに事前準備をする事やコケが生えづらい環境にする事だと思いました。

コケは硝酸塩やリン酸が0ppmだとしても1、2週間放置すると薄ら生えてきます。

ですので日頃からこまめなメンテナンスが必要なのだと感じました。

あと、オキシドールを使用する際は、

マジで気をつけてください。

そしてオキシドールの使用を薦めるブログでは無いので、その辺りは間違えないで下さい。

最近の投稿

過去の海水水槽関連ブログリンク

コメントを残す