【海水水槽】あんなに居たカーリーがいつの間にか全滅!その原因は?フチドリカワハギ編

みなさんこんにちは。

海水水槽をやっていると、多くの皆さんが悩んでいるだろうと思われるカーリー。

実の所、我が家の水槽も慢性的にカーリーには悩まされてきました。

思えばアイプタシアを使って退治してみたり、物理的に除去してみたり、焼却してみたりと色々な手段を何年もかけて実践してみましたが、

どれもこれも数ヶ月経つとやつらの勢力が拡大していて、また退治すると言うイタチごっこが続いていました。

時には手の届かないところにカーリーが生えていたりと、ガチで凹んだこともあります。

ですがある生体を入れてから、約3ヶ月が経過したところで、水槽からカーリーが全て消え去って居ました。

ではそのある生体とは何かと言うと、

フチドリカワハギ

です。

最初は半信半疑だったのですが、実際にカーリーが全滅しているので、今回のブログでは、

とり
とり

・ フチドリカワハギとは
・ カーリーとの戦い
・ フチドリカワハギとカーリーの関係
・ カーリー全滅状況
・ フチドリカワハギのデメリット
・ 現在の水槽の状況

などを中心にブログにしていきたいと思います。

1 フチドリカワハギとは

フチドリカワハギは、見た目は枯れ葉の様な正直言って水槽の中ではモブの様な見た目の魚です。

カワハギなので、平べったい体で、ヒラヒラと舞う様にして水槽内を泳いでいます。

特徴としては、背鰭というか背中のあたりに薄らと棘の様なものがあります。

飼育方法は、おそらくクマノミなどと同じように、ちゃんとした濾過と適度な餌、そこそこ綺麗な水質を維持していれば問題なく長期飼育できると思います。

今回フチドリカワハギを題材にしたのは、その食性で、この魚実は

カーリーを食べるんです。

マリンアクアリウムをしているとカーリーに悩まされる人は多いですよね。

自分もその一人でした。

来る日も来る日も、アイプタシアや物理除去などでカーリーを取り除くのですが、なかなか根絶は出来ないでいました。

そんな中、フチドリカワハギがカーリーを食べるという事で水槽に導入する事となったのです。

因みに、このフチドリカワハギですが、カーリー専食というわけではなく、冷凍ブラインシュリンプや、人工飼料も食べる様になるので、もしカーリーが居なくても餓死したりすることはありません。

それでは我が家での、フチドリカワハギとカーリーの戦いについて次で書いていこうと思います。

水合わせ中に死んだフリをするフチドリカワハギ

2 カーリーとの戦い

フチドリカワハギを導入する前の我が家の水槽には、フロー管の水中のスリットの中や水槽の裏側で見えずらい位置にカーリーが集中していたり、人工飼料を入れる場所の下などにカーリーが生えている状態でした。

数で言えば常時10から20位のカーリーが生えており、その大きさは大体ポリプの部分の直径が、1センチから1.5センチぐらいのものが大半でした。

我が家では、結構海水魚に冷凍餌やら人工餌やらを大量にあげるので、カーリーにとっても繁殖しやすい土壌が出来ていたのだと思います。

自分は実際には見たことがないのですが、養殖場などの近くではカーリーの群生している場所が見られることが多いそうです。

この事からも、もちろん光も必要なのだと思いますが、カーリーが増えるためには、餌も重要な要素になるのだと思いました。

自分がカーリーと戦う上で、敵を知らなければ敵に勝つ事が出来ないと思い、わざわざ別の水槽でカーリーだけを取り出してその捕食状況を観察することにしたのです。

その水槽では、まずは活ブラインシュリンプを入れてその捕食状況を見てみたのですが、水槽のカーリーのいない部分に活ブラインシュリンプを蒔いたのですが、10分後にはカーリーの茎の部分がぱっと見でも分かるほどオレンジ色になっており、大量のブラインシュリンプが捕食されていました。

次に人工餌を撒いてみたのですが、これも水流の関係からなのか、人工餌が近くを通りポリプに触れるとすぐに体内に取り込む様子が見られ捕食している様子が確認できました。

この様にカーリーはかなり積極的に捕食するイソギンチャクなので爆殖しやすいのだろうと思いました。

因みにこのカーリーは放置しておくと餌を与えない状況ではあまり増える様子は見られませんでした。

ただ、カーリー相手なのでそこまでキチンとライトを当てていたわけでは無いので、ライトを当てて光合成を促すともっと増えるのかも知れません。

因みに水温が29℃近く上がっていても全然応えた様子は無く、目一杯開いて居ました。

3 フチドリカワハギとカーリーの関係

フチドリカワハギとカーリーの関係ですが、フチドリカワハギは、他のカゴカキダイなどと同じ様に、雑食性でカーリーも食べてくれるという事の様です。

また、他のフチドリカワハギが入っている水槽で観察したところ、ある程度まで成長してしまったカーリーは見向きもしない様なので、大きなカーリーは、アイプタシアなどで人力で除去しなければならないかもしれません。

ただ間違いなく、フチドリカワハギは、カーリーを捕食するのは間違いないので、カーリーに悩んでいる方がいれば、水槽に導入する検討をしても良いかもしれないですね。

ただ入れる前に、下の項目で書くデメリットは理解してから導入した方がいいと思います。

4 カーリーの全滅状況

我が家のカーリーの状況ですが、最盛期は20匹ぐらいの大小様々なカーリーがひしめいており、マメスナのホールの間やフロー缶のスリットの間、手の届きづらい様な場所など様々な所に繁殖しており、アイプタシアだけでは対処出来ず、カーリーの除去に関しては、半ば諦めている様な状態でした。

そんな中たまたまショップでフチドリカワハギを見つけて購入してダメ元で水槽に導入したのです。

水槽に入れて数日はカーリーを食べているところを目撃する事はなく、カーリーの数も減った様子が無かったので、

やっぱりそんなに上手くカーリーを除去する事は出来ないなぁ〜

なんて思っていました。

ところが、概ね1ヶ月ぐらいが経過したところ、明らかに水槽内のカーリーの数が減っているのが確認になりました。

ただ、残念ながらフチドリカワハギがカーリーを食べている所を目撃する事はありませんでした。

しかし、フチドリカワハギを水槽に導入して以降新たな生態の導入やアイプタシアなどを使った除去は一切行っていないので、こう言った状況証拠から、カーリーを減らしているのは、フチドリカワハギだと結論付けました。

また、給餌の頻度なども全く減らして居ないので、カーリーが一人で死滅したと言う事は考えづらいのかなと思います。

そして更に1ヶ月が過ぎた頃には水槽内でカーリーをみる事は無くなりました。

こうした理由から、我が家では概ね3ヶ月ぐらいで、フチドリカワハギによりカーリーの殲滅が行われたと結論付けたのです。

5 フチドリカワハギのデメリット

それではそんなにカーリー対策に効果がある

フチドリカワハギ

ですが、実はデメリットもあるのです。

ではそのデメリットは何かというと、

フチドリカワハギって、カーリー以外にもマメスナやLPSを食べちゃうんですよ。

我が家の水槽ではありませんが、他の水槽では、少し弱ったツツマルハナサンゴをガッツリ喰っていたのです。

この様なことから、マメスナやLPS水槽では珊瑚の食害が起こる可能性があると言うことを理解した上で飼育することをオススメします。

ただ、普段からの餌の量が多くて、フチドリカワハギの腹が満たされている状態で有れば、サンゴは食べないかもしれません。

ここからは憶測ですが、フチドリカワハギが食害するサンゴは、多くが状態を崩している事が多かった気がします。

そのため特に異常のない元気なサンゴだけの水槽で有れば、こう言った食害は無いかもしれません。

さらに仮説の仮説ですが、フチドリカワハギって結構餌を食べるのがゆっくりなんですよ。

水中に餌を入れるとゆっくり追いかけて、まずはパクッと咥えてから、徐々に食べるっていうスタイルなんです。

という事は、餌を目視してから、まずは突くと言う事なので、

水中に餌を撒いて、カーリーがそれを捕食

カーリーの体内に捕食した餌が入る(外から目視出来る

フチドリカワハギが体内に餌を捕食したカーリーを見つける

カーリーの体内の餌ごと、カーリーをチュルチュル捕食する

と言う可能性もあるのかなと思います。

まああくまで、仮説というか想像の範囲なので必ずしもこの通りと言うわけでは無いですけどね。

ただ、それでもカーリー以外のサンゴも食べる危険性は非常に高いので、特にマメスナで周りに少しコケが生えている様な状態のものは注意した方が良いかもしれませんが。

6 現在の水槽の状況

我が家にフチドリカワハギが来て概ね半年が経過しました。

結果的にカーリーですが、

目に見える様なカーリーは全ていなくなりました。

という事でフチドリカワハギは、1匹でもカーリー退治には効果があるのだなと思います。

ただ、我が家に来たペパーミントシュリンプ等のエビ類と同じで、個体によってはカーリーを食べないフチドリカワハギもいるかも知れません。

次に食害についてです。

我が家の水槽では、ソフトコーラル、LPS、SPS、隠日性サンゴと色々いますが、おそらく食害にあったと思われるのは、マメスナだけでした。

その食害を受けたマメスナもちょっとコケがついていて、調子が良くないものが食害を受けただけで、ホールの様に大きな群体になっているものは食害を受けませんでした。

我が家の水槽
入っているサンゴ類

そしてそれ以外のサンゴは今のところ食害を受けている様子は有りません。

そして給餌をした際には、他の飼育している魚と一緒になって、冷凍ブラインシュリンプを食べています

人工餌には反応はしますが、冷凍餌ほどの食いつきはありません。

今後もフチドリカワハギの様子を見ていきますが、サンゴを飼育している水槽ではある程度のリスクを理解したうえで、カーリー退治をしてくれるという認識をした方が良いかもです。

あと、自分が見たLPSを食べていたフチドリカワハギは、ブランチタイプの調子を崩したツツマルサンゴを食べていたので、LPSの中でもこう言ったゆらゆら系のLPSを食べるのかも知れません。

カクオオトゲキクメイシ、キクメイシ、コハナガタサンゴ、ハナガタサンゴ、スコリミア、マルハナガタサンゴは食害を受けませんでした。(調子を崩していなかったからかも知れませんが)

7 まとめ

色々と思ったことを書いてきましたが、結論としては、

・ フチドリカワハギはカーリーを食う

・ カーリーを食うけどサンゴも食う

と言う事です。

ただ、普通に餌を食べていれば、思ったよりサンゴを突く事は無い印象です。

そのため、SPS中心のサンゴ水槽とかで有れば、カーリー退治にかなり有効な生物兵器かも知れませんね。

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