カーリーの駆除等について~一度見つけると全滅させるのがかなり困難な厄介な奴~

こんにちは。DANです。

今日は海水水槽を管理するにあたり、

だれでも経験がある(かもしれない)

カーリー

について書いていこうと思います。

駆除方法などは後半にまとめていこうと思います。

まずカーリーですが、

どんなものかというと

こんなものです。

画像を拡大したら、

ちょっとピンボケしてしまいましたが、

この画像の中心に居るやつがカーリーです。

セイタカイソギンチャクと言われ、

マリンアクアリストからものすごく嫌われているイソギンチャクの仲間です。

カーリーが嫌われる理由 その1

では、なぜこのカーリーがみんなから嫌われるかというと、

それは何といっても、

別名海水水槽のペスト

と言われるぐらい繁殖スピードが速く、

至る所に現れるからです。

具体的にどのくらいの繁殖スピードかというと、

1匹見つけて1カ月放置すればたぶん20匹以上になっているぐらいのスピードです。

(個人差はあります。餌の量でも変わります。)

そして、無理やり千切っては捨て

千切っては捨て

とやってしまうと、破片となった細胞から分裂してさらに数が増えます。

カーリーが嫌われる理由 その2

刺胞毒が強くて他のサンゴに傷をつける。

また、大きく成長したカーリーは小魚を捕食する可能性がある。

せっかくいれた綺麗なサンゴをカーリーに溶かされたら、

”なんだこいつ”ってなりますよね。

そういうことです。

カーリーが嫌われる理由 その3

とにかく見た目が悪い。

茶色い身体に微妙に線が入っていたり入っていなかったり、

長時間観察すると少し精神を病むかもしれません。

まあ、カラフルな色が多い海水水槽の中で、カーリーはその地味な色で群生するので、

正直言って

浮いているんですよね。

カーリー駆除方法

カーリーは物理の力で、

無理やりはがしたりすると、

千切れた細胞から復活してさらに散らばった細胞がさらに増えるといわれています。

じゃあ、どうやって駆除すんだよ。ってところですが、

その方法についていくつか書いていきたいと思います。

1 ライターやはんだごてで燃やす

おそらく普通のライブロックの入っている水槽であれば、

そのライブロックにカーリーがくっついていることと思います。

そこで一番最初に紹介する方法が、

カーリーのくっついているライブロックを物理的に水槽外に取り出して、

カーリーのいる場所を

ターボライター

はんだごて

どちらかで徹底的に燃やすことです。

ターボライターはコンビニに売ってるやつで大丈夫です。

ちなみに普通のライターでやろうとすると自分がやけどをするのでやめましょう。

自分の体感ですが、

この方法が一番確実にしとめられるんじゃないかなと思っています。

2 薬剤を使う

このカーリーですが、マリンアクアリムをやっている人の中では、

カクレクマノミぐらい有名なおかげか、駆除薬も売っています。

よく見かける種類では、レッドシーのアイプタシアXなどがあります。

レッドシー (RedSea) アイプタシアX カーリー駆除剤 60ml

ほかにも、カーリーキラーなども売っていて、どれも使い方は一緒で、

松橋研究所 カーリー駆除剤 カーリーキラー 20cc

専用の薬剤を注射器やスポイトでカーリーの口にやさしく注いであげるだけです。

これだけで、カーリーは駆除できます。

ここからは、私の個人的な意見というか疑問なので、

分かる方が居れば教えていただきたいのですが、

この薬剤を使っても、結局のところイタチごっこになる結果が多いです。

どういう事かというと、確かにカーリーの数は減るのですが、

やっつけたはずの部分に再び再生していることがあるのです。

ちゃんと薬剤を食っていなかったといわれればそれまででしょうが、

これらの薬剤は比較的小さ目なカーリーや茎を長く伸ばしているカーリーは、

一撃で倒すことが出来ない気がします。

また、薬剤を投薬した直後にカーリーが口から何かを吐き出すことがあるのですが、

仮にこの吐き出したものがタマゴだったりした場合には、

それこそ広がる可能性があるのではないかと思ってしまいます。

カーリーは非常に生命力の強いイソギンチャクなので、

薬剤に耐えて復活なんていうこともあるかもしれませんね。

3 リセットする

もう、カーリーにうなされて夜も寝れないという方は、

手っ取り早くリセットしてベアタンクにするのが一番早いような気がします。(遠い目)

4 生物兵器に頼る

ペパーミントシュリンプや海フクロウが食べてくれますが、

ペパーミントシュリンプは一緒にマメスナも食べましすし、

海フクロウも期間限定で更に水温がかなり低いところに生息する動物なのであまり長生きしません。

カーリーを水槽に混入させないために

一度水槽に入ってしまうと、なかなか完全駆除は難しくなってしまうため、

カーリーを発生させないためには、

なんといっても水槽に入れないことが一番です。

そのために、ショップで購入してきたサンゴなどは、

水槽に導入する前にきちんと確認して、

カーリーやほかの微生物や寄生虫がついていないか確認することが大事だと思います。

最後に

私の水槽では、すでにカーリーという不治の病に侵されてしまったため、

現在は薬や物理除去といった方法で対処療法を行っています。

また、カーリーは自然界でも養殖場の下などに大量に発生していることから、

餌を与える量が多い水槽では、大繁殖することが多いです。

餌を食べているカーリーはそれはそれはもりもり増えていきますので、

なかなか薬だけではどうにもならなくなってしまうのかなと思います。

ただ、カーリーもイソギンチャクの一種ということで、

我が家の水槽では、

微妙に幅を利かせながら他のサンゴや魚と共存していますので、

適切な数を間引きながら維持していくのも一つのマリンアクアリウムのスタイルかもしれません(遠い目)

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