皆さんこんにちは。
最近は雪が降ったりして、思ったより寒いですよね。そんな寒い時期には、陰日性サンゴはいかがですか?
陰日性サンゴって近海産のものが多いのですが、冬のこの時期に多く入荷するので、じつは今の時期ってちょっとねらい目だったりするんですよね。
そんなわけで、我が家でも陰日性サンゴ水槽を立ち上げました。
そして、少し前にもブログにしましたが、隠日性サンゴ水槽を立ち上げて1ヶ月ぐらいぐらい経ったので、現在の状況などについてブログにしようと思いました。
隠日性サンゴ水槽にもサンゴを少し追加して、現在は、
- ウチウラタコアシサンゴ 4
- ハナタテサンゴ 1
- ナンヨウキサンゴ 1
- トゲトサカ類 4
- エントウキサンゴ 1
- キサンゴの仲間 1
- ヤギ 1
がタンクメイトとして入っています。
それぞれの詳しいサンゴの育成状況についてはまた追ってブログにしようと思いますので、
今回のブログのトピックは、
・ 隠日性サンゴ水槽の水温は?
・ 隠日性サンゴ水槽の比重は?
・ どんな給餌をどのくらいの頻度で行っているの?
・ 水換えの頻度は?
を中心にブログにしていきたいと思います。
隠日性サンゴは必ずしもこの方法で無ければ、飼育できないと言う訳ではなく、
レイアウトでライトが直接当たらない様にするなどの工夫で、
好日性サンゴと一緒に飼育できる種類もありますので、
ぜひ機会があれば、育てて見てほしいサンゴたちです。
ちなみに立ち上げた時の設備などについては、こちらをご覧ください。
立ち上げに際しての費用やろ過設備などについてできる限り詳しく説明しています。
Contents
1 隠日性サンゴ水槽の水温は?
我が家の隠日性サンゴ水槽ですが、現在の設定水温は、
15℃
です。
結構冷たいですよね。
そもそも15℃にした理由と言うのが、
・近海産の隠日性サンゴが多い事
・給餌機会が多いので水の劣化を遅くする為
・サンゴの代謝を少なくする為
などが挙げられます。
近海産のサンゴと言うのは、日本近海の海から取れたサンゴの事で、良く漁師の網に引っかかったものが出回ると言われています。
自分自身その現場を見たわけでは無いので、どの様に引っかかっていたのかはわかりませんが、
あまりショップに出回らない事などからも、専門で採取したりする事はあまり無いのかなと思います。
また、網に引っかかって水揚げされた隠日性サンゴは、基本的に漁業廃棄物として処理される事になるそうなので、
ただ廃棄されてしまうより、飼育出来る様にして貰った方が良いのかなと思います。
まあ、色々な考え方があると思うのでここではこの辺りは軽く流したいと思います。
話を戻して、近海産と言うことは、日本は温帯から亜寒帯に位置する気候なので、
近海産の隠日性サンゴは、ショップで入荷する熱帯性や亜熱帯性のサンゴより、元々住んでいる水温が低いと言う事が分かります。
良く海水水槽で幅広く推奨されている、23℃から25℃ぐらいまでの気温は、近海産のサンゴや魚には少し温かいので、水温を下げています。
まあ、季節によっても水温は変わるので、必ずしもこの温度で無ければ飼えないと言う事は無いと思います。
余談ですが、オーストラリアから来るサンゴのは、23℃から25℃位で飼育している人が多いですが、オーストラリアの気候的にも、もっと水温が低い所は多くあり、
実際には20℃位で育っているサンゴや魚であっても、飼育下では、もう少し高い温度で飼うことが多いので、一概に水温が低ければいいと言う事でも無いのだと思います。
良くショップに入荷してくるインドネシア産のイソバナなどは、最大で28℃ぐらいまでならなんとか耐えてくれると言う話も聞くので、
ミドリイシなどを含めたSPS水槽でも他のサンゴに合わせた水温で、飼育することは可能だと思います。
次に、隠日性サンゴは身体に褐虫藻を持たないので、光合成によりエネルギーを得る事ができません。そのため、給餌に寄りエネルギーを得ているので、水が汚れやすいのですが、少しでも水の劣化を遅くする為に水温を下げています。
簡単に例えると、常温保存の牛乳より、冷蔵庫保存の牛乳の方が長持ちしますよね?
そんな感じです。
ただ、懸念があるとすれば、水温が23℃位の水槽より、濾過バクテリアの繁殖が遅いのではないかという点です。
自分も専門ではありませんが、
良くある腐葉土や発酵など、細菌を利用するものは、ある程度の温度が必要になるので、
水槽内でも、水質浄化の為のバクテリアの発生などが、通常の水温の水槽より遅い、若しくは種類が違う可能性があるのかな?
と思っています。
これは現在進行形で検証中ですが、市販されているバクテリア剤が、低水温水槽にも対応しているのか?と言うのも少し分からない点になります。
一応、バクテリア剤として、
土壌バクテリア
ZEOバク
を使用して、水槽を立ち上げており、現時点では水槽内にアンモニアや亜硝酸塩と言った成分は出ていません。
ただ、今後の経過を見ながら判断する必要があるので、今後も注意深く観察していきたいと思います。
最後は、サンゴの代謝を抑える為に低水温にしています。
人間もですが、代謝しているときは熱が発生しますよね?(病気の時もですが、、、)
つまり、日常生活を送ったり、運動したりするには、熱量(エネルギー)が必要です。
好日性サンゴはそういったエネルギーを、日光から(褐虫藻から)取り込んでいますが、隠日性サンゴは、日光からエネルギーを取り込めません。
そのため、食事からエネルギーを取り込む必要があります。
自然界では豊富なプランクトンが海中を漂っており、隠日性サンゴはいつでもそれらのプランクトンを摂取してエネルギーを補給しています。
しかし、水槽内でその様な環境を整えるのは難しいと思います。
海水にしても、人工海水を使用しており、まずプランクトンなどはコレだけでは発生しません。
そして濾過機能が有れば、仮にプランクトンが居たとしても、濾し取られてしまいます。
でも水質を維持する為には、濾過機能は必要です。
ここで重大な水槽と言う閉鎖環境と海と言う環境の違いが現れます。
いつでも天然海水掛け流しの水槽を作れれば、隠日性サンゴの飼育も格段に楽になりますが、
実際はそうはいきません。
ですので、水槽で隠日性サンゴを飼育する場合は、人為的に給餌が必要になります。
しかも出来ることなら、なるべく餌が水槽内に留まっている方が隠日性サンゴは調子が良いです。
ただ、水槽内に残り餌が長時間漂っていると、水質悪化を招きます。
こうして色々と折り合いをつける為には、なるべく給餌料が、水槽の濾過能力を越えない範囲にする必要があります。(それでも水換えは必要です)
そのため、サンゴの活動に必要な熱量をなるべく抑える為に、水温を下げます。
水温が高ければ高いだけ、餌が必要になるからです。
こんな感じの理屈でなるべく、水温を低く保って管理しています。
ただ、実際にはこの理屈どおりなのかは、ちょっとサンゴの種類などによって違う可能性もあるので、今後も観察して行って、ブログにしたいと思います。
ただ、逆説的には、代謝を抑えると、成長も抑止されるので、隠日性ソフトコーラルなどは、活着するまで時間が掛かってしまうかもしれません。
ただ、隠日性サンゴは、自然界では水温の低い場所に生息していることが多いので、その水温に合わせるのが一番なのは間違い無いと思います。
そんなこんなで、我が家の隠日性サンゴ水槽は、15℃で現在キープしています。
恐らくですが、夏場はかなり強力なクーラーがついていますが、それでも多少の水温の変化が見られると思うので、それが逆に自然界と同じ様なサイクルを作ってくれれば良いなと考えています。
少し水温が上がることで、水槽内でどんな変化が出るのかについても、時期になったらブログにできればと考えています。
それよりも、結露対策の方が大変かもしれませんが、、、、
2 隠日性サンゴ水槽の比重は?
結論から先に書くと、我が家の隠日性サンゴ水槽の比重は、
1.025から1.028
の間の数値で飼育しています。
これはあくまで、自分の持論なのですが、
現在我が家の水槽に入っているサンゴを購入し、我が家に配送されてきたサンゴが入っていた袋の中の海水の比重を測ったら、
1.028
でした。
また、昔に海洋深層水を購入した事があるのですが、この海洋深層水も比重は、
1.028
でした。
と言うことは、光が余り届かない水深では、雨などによる比重の変化が起こりづらく、尚且つ水温が低いことや水圧が高いことなどの要因により、
好日性サンゴとは、若干適応比重が違うのでは無いかと思ったのです。
そのため我が家では、海水水槽で適正値と言われている、比重である
1.023
ではなく、
少し高めの比重で飼育しています。
では、実際に高比重で飼育した感じはと言うと、
今の所は問題なく育っており、トゲトサカなどの隠日性ソフトコーラルもポリプを広げる様になっています。
では、サンゴ以外はと言うと、
実はダンゴウオが入っているのですが、
こちらも問題なく育っています。
まあまだ始めて1ヶ月なので、これからどうなって行くか分かりませんが、今の所、高比重で問題ないので、これからも観察を続けたいと思います。
ただ、元々3年以上1.023の比重で育てていたハナタテサンゴは、若干ポリプの開きが悪くなったので、比重の関係で影響が出ているのかも知れません。
同じようにメイン水槽で飼育していて、隠日水槽に移動させた、ウチウラタコアシサンゴは特に影響は出ていません。
サンゴの種類にもよるのだと思いますが、こうして違いがあったりもするので、サンゴの種類によって適応範囲というか、最適範囲が違うのだと思います。
3 どんな給餌をどの位の頻度で行っている?
隠日性サンゴには給餌が必要なのは、もう分かったと思います。
我が家にいる隠日性サンゴを簡単に紹介しながら、ポリプの大きい種類と小さい種類で分けて見たいと思います。
ポリプが大きい系
ウチウラタコアシサンゴ
飼育が容易な隠日性サンゴです。口が大きいので、給餌は非常に簡単です。
カラーバリエーションも豊富です。
水温も幅が広く、15℃でも全開に開いています。
もともと、好日性サンゴ水槽で飼育していたものを引っ越しさせたのですが、こちらの水槽に来てからの方が調子が良いように感じるので、ある程度低い水温の方がうまく飼育できるのかなと思います。
ただ、かなり丈夫な種類の陰日性サンゴなので、そこまで神経質にならなくても飼育できます。
写真に写っているウチウラタコアシサンゴは、うちに来てからおそらくですが、3年以上は経過している個体になります。
ハナタテサンゴ
このハナタテサンゴもポリプを開きやすいサンゴです。ただ、水温は20℃ぐらいの方が良いのかなと思います。15℃だとちょっと冷たいのか、完璧に全開まで開きません。
もしかしたら、他の原因があって開かないかもしれないので、そのあたりも今後検証していければかと考えています。
ナンヨウキサンゴ
このサンゴは、15℃ぐらい水温が低い方が開きが良いかも知れません。
また、結構あっちこっちにポリプがあるので なるべく全部のポリプに餌をやると言うのが大変です。
手間で無いなら毎回水槽から取り出して、餌でいっぱいにしたバケツの中で給餌した方が楽かも知れません。
後、痩せやすい様なので、こまめな給餌が必要です。
ただ、かなり貪欲に餌を捕食するタイプのサンゴなので、大量の餌を与えることができれば、開き癖がついて、日中もポリプを出すようになります。
あまり数が多い種類の陰日性サンゴではないので、ぶっちゃけて詳しい飼育方法などは、わかっていません。ただ、おそらくですが、ある程度の低水温と適度が給餌を維持することができれば、長期飼育も可能な種類だと考えています。
ジュウジキサンゴ
こちらも水温15℃で飼育していますが、調子良くポリプを開いています。
特に痩せやすい印象は有りませんが、それぞれのポリプに給餌が必要です。
我が家に来た時には、すでに共肉が半分ぐらい剥がれている状態でしたので、ここからうまく給餌することで、復活させることが出来ればいいなと思っています。
キサンゴの仲間
このキサンゴは、ちょっと名前忘れました。キバナキサンゴかな?自信は無いです。
このサンゴも黄色のポリプで綺麗な個体です。痩せやすい印象はありませんが、ポリプを全開にさせるのが、15℃飼育だとちょっと手間という感じです。
ポリプが出てこないうちは、水流を止めてから、無理やり口の部分にホワイトシュリンプを乗せてあげると、ゆっくりとポリプを出して捕食しているので、これからの餌のやり方次第では、開き癖を付けることが可能になると思います。
ポリプが小さい系のサンゴ
トゲトサカ
このサンゴは、立てて置くより、ぶら下げて設置した方が、導入初期はポリプをよく出す気がします。
水温に関しては、高すぎなければ良いのかなと思います。
このトゲトサカは、結構調子が良いので、強い水流が必要というよりは、水がよどまない程度の水流と豊富な餌があれば、上手く飼育できそうな気がします。
ビロードトゲトサカ
正直ポリプが物凄く小さいのでちゃんと捕食できているか不安になります。
水温は15℃で飼育していますが、良く伸び縮みしているので、低水温の方が調子が良いのかなと感じます。
おそらくですが、水質には敏感な種類だと思うので、ある程度の水質維持が必要になるのかなと感じています。
トゲトサカの仲間
正直キチンと同定は出来ていませんが、隠日性ソフトコーラルです。
ポリプは開いて居るので何かしら捕食しているようです。
ただ、このサンゴに関しては、正直トゲトサカかどうかも怪しいところなので、もしかしたら、ある程度の光なども必要になってくるかもしれないので、今後も要経過観察が必要になります。
フトヤギ
フトヤギも20℃ぐらいの水温の方が調子良いかも知れません。
今のところ、15℃だとポリプ全開にはならず、微妙に開かない部分があります。
ダンゴウオが入っているため、15℃以上に水温があげられないので、15℃の水温でもうまく維持できるようにこれから方法を模索していきたいと思っています。
では、実際に何を餌として給餌しているかと言うと、我が家では、
ざっくり分類すると、ポリプが大きい系の隠日性サンゴは、
冷凍ホワイトシュリンプ
を与えています。
冷凍のブラインシュリンプでもいいのですが、冷凍ブラインシュリンプって意外とやわらかいので、サンゴのポリプに持っていくのが結構大変なんですよね。
それなので、我が家ではもっぱらホワイトシュリンプを給餌しています。
餌にあまりお金をかけたくない場合には、釣り餌として冷凍のアミエビが販売されているので、それを使った方が安上がりかもしれません。ただ、
最近はいつでもポリプを出しているので、あまり使わないのですが、ポリプを常時出すようになる前は、釣具屋で餌として売られている
冷凍のオキアミ
を少量の海水で潰した汁をサンゴに吹きかけてポリプを開かせてから給餌していました。
大体ポリプを開くまでに30分ぐらいかかりました。
ポリプ小さい系の隠日性サンゴは、
冷凍コペポーダ
粉末フード
COM2
などを与えています。与え方は、ポリプが開いている時に、水流ポンプを止めてからこれらの細かい餌を与えています。
あとは、水流ポンプをつけた後に水流に少しだけこれらの細かい餌を流して与えています。(効果があるか検証中です)
ダイビングしている動画などを見ると、海の中の水って何かしら浮かんでいるのが普通のような気がします。
すごく透明で透き通った海水ってあまり見ないですよね?
海水から有機物を摂取しているサンゴはこれらの有機物を摂取して成長しているはずなので、
理想を言えば、この環境を水槽で実現できるのが良いのだと思いますが、
いかんせん100リットルぐらいの水槽では、相当に生物層が豊かでないと、この環境は維持できないのかな?と思っています。
もしくは、水替えの頻度を上げることで、あえて水槽の中に普段から餌を充満させておく方法を考えるのもいいのかもしれませんね。
4 水換えの頻度は?
水換えの頻度ですが、結論から言うと
毎週20リットル
水換えをしています。
水替えの水については、一応スーパーでRO水を貰ってきて、その水で人工海水を作っています。
おそらく陰日水槽に関しては、苔が生える心配はほぼないと思いますので、ぶっちゃけて水道水での水替えでも苔問題は発生しないと思います。
むしろ、水道の中のよくわからないミネラル分が陰日性サンゴにいい影響を及ぼす可能性もあるので、
機会があれば、水道水での水替えによる変化についてもブログにするかもしれません。(しないかもしれません)
話しは戻して、我が家の水槽は全水量が100リットルです。しかし、砂やデスロックが入っているので、実質水量は約90リットルとなります。
そんなわけで、
毎週大体20%
の水換えをしているわけですが、この水換えの量も実際に適切なのかわからないので、今後も観察を続けていこうと思います。
ただ、隠日水槽は、冷凍餌を多く使うので水もそれなりに汚れます。
特に食べきれなかった餌は砂に蓄積するので、今後は底砂の掃除も定期的にする必要があるかも知れません。
今の所は目に見える大きなゴミしか取っていませんが、生体がダンゴウオしか居ないので、底砂の掃除をしてくれる様な生体やスカベンジャーを入れるまでは、底砂を掃除しておいた方が良いと思います。
今度はスカベンジャーとして、好日サンゴ水槽に大量にいるクモヒトデでも入れてみたいと思います。
水温低すぎて生きられないかもしれないので、そこも観察してみます。
本当は、深海性のヤドカリや貝類などを入れたいのですが、あまり生態が分かっていない種類ばかりなので、正直入れるのを躊躇しています。
そもそもショップに入荷することがあまりないので、それらの生態を買うとすれば、漁師がたまたま上げた網に等に引っ掛かっていたのを上手く入手することになるので、飼育方法も分からないものが多いんですよね。
我が家の近くに水族館とかあれば、そのあたりにもう少し詳しい人とかいて参考になる話を聞けるのかもしれませんが、あいにくと海なし県なので、水族館が近くにないので、自分で試行錯誤するしかありません。
掃除の要領として考えているのは、毒抜きと一緒で底砂も一緒に吸って、ゴミのみを吸い出す感じで掃除します。
ホームセンターなどにも簡単に底砂掃除が出来るプロホースなどが売っているので、そう言った物で掃除すると早いかも知れませんね。
全然話は変わりますが、最近カインズホームなどでは、アプリから在庫検索と取り置きをすることが出来るので、営業時間外にも商品検索ができて便利だなと思いました。(超余談ですが)
気になる方はカインズのホームページを見てみてください。
冷水の水槽で腐敗スピードが遅く水の汚れは遅いとはいえ、ゴミが長期間水槽内に置いてあると、
そこから様々な病原菌などが出る可能性もあるので、
餌となる有機物の量は維持しつつ、水質も維持しなければならないと言うのが理想です。
それなので、実際には水替えの量はもっと多い方がサンゴ維持のためにはいいのかもしれないと思っているので、サンゴの調子などを見ながら水替えの量について検討していきたいと思っています。
餌を大量に与えているためか、プロテインスキマーでの有機物の取れる量が水量90リットルにしては、結構多いんですよね。
そして、実際に撮れる汚れについても、好日性サンゴ水槽のプロテインスキマーに比べると、少し生臭い感じの臭いがするというか、違う匂いや色をしています。
想像にすぎませんが、陰日性サンゴ水槽からこしとられるたんぱく質はおそらくですが、餌として与えている冷凍餌を陰日性サンゴが摂取しきることが出来ずに、余ったものが多少分解されることで、プロテインスキマーにこしとられているのだと思います。
細かく成分分析をできるような設備があれば、どのような物質がプロテインスキマーでこしとられているか調べることができるのですが、いかんせん我が家にそのような設備はありませんので、あくまでも想像の範囲となります。
こんな感じで、取れるごみについても好日性サンゴ水槽とはちょっと違ったりするので、(魚の入っている量が違うのも原因かもしれません)これから注意深く水槽の観察をする必要があるように感じました。
5 まとめ
現在の我が家の陰日性サンゴ水槽について簡単に紹介させてもらいましたが、
これ以外にも色々と飼育方法は人によって違うと思います。
あくまで一例として、生暖かい目で見てもらえれば幸いです。
今後、機会があれば、今入れているサンゴ以外にも追加してみたいと思っているので、
追加した際や飼育に失敗した際には、その都度ブログにできればいいなと思っています。
実際のところ、まだ隠日水槽を稼働させてから、そこまで長い期間が経過していません。
そのため、何か不都合が起こるとすれば、これからだと思います。
今の所はサンゴ、魚共に異常なく成長しているので、
今後も継続して観察していきたいと思います。
あまり情報の無い隠日性サンゴですが、少しでも経過を残せれば良いかなと思い、
今後もブログにしていきたいと思います。
好日性サンゴと比べると、あまり人気の無い種類のサンゴですが、実際に餌を食べたり、光がなくても発色していたりするので、実は面白いサンゴなんですよ。
だから、少しでも多くの人が陰日性サンゴに興味をもってもらえれば幸いです。
ゆくゆくは、深海魚と陰日性サンゴを一緒に飼育しているキーパーさんとかも出てきてほしいなと思っています。
とても参考になりました。
少しでも参考になれば幸いです。