よく見かけるけどあまり話題に上らない魚って居ますよね。
カクレクマノミなどは、海水水槽を始めたときによく飼育される種類だと思います。
そんな海水水槽を始めた初期から飼いやすいけど、カクレクマノミなどの影に隠れてちょっと影の薄い魚。
だけど実は結構綺麗で面白い動きをする
ハタタテハゼ
について今日はブログにしていきたいとおもう
今回のトピックとしては、
・ ハタタテハゼの飼育方法
・ ハタタテハゼの魅力
・ ハタタテハゼの混泳
・ ハタタテハゼ同士でのケンカ
・ ハタタテハゼのペア
などを中心にしていきたいと思います。
Contents
1 ハタタテハゼの飼育方法
まずはハタタテハゼの飼育方法です。
飼育環境に関しては、45センチぐらいの水槽で外付け濾過フィルターなどが付いていれば概ね飼育できると思います。
安定して長期飼育するには、大きな水槽で出来ればオーバーフローなどが良いのかなと思います。
ただ、手間はかかりますが、こまめな水換えや水槽の様子を確認することが出来れば小型水槽でも十分飼育することは出来ます。
ハゼ系の魚なので白点などの病気に強いのも特徴です。
ハタタテハゼは飼育が容易な部類に入る海水魚ですが、性格が結構臆病だったりするので、水槽に入れた直後はライブロックの影に隠れて出て来なかったりします。
我が家で水槽に入れた時は、プラケースで優しく掬って、ゆっくりと水槽に放流したところ、ライブロックに隠れることもなく、そのまま水槽の前面で泳ぐようになりました。
と言うことは最初の水槽への導入を注意すれば隠れたりしないのかも知れません(わからんけど)
又は、結構長い間ショップに居たっぽいので、水槽という環境に慣れていたのかもしれません。
ただ、最初から隠れずに飼育するのにこのどちらかが関係しているのかなと思います。
あとは我が家の水槽にはそこまで大きな魚がいないのも原因かも知れないです。
脅威となる魚が居なければ、隠れる必要もないのかもしれませんね。
2 ハタタテハゼの魅力
同じハゼ系の魚の中に、黄色い頭の
イエローヘッドジョーフィッシュ
や、紫色の綺麗な体の
パープルファイヤーゴビー
などの目立つ魚がいます。
こう言った魚って可愛いし飼育してみたいって思いますよね。
特にイエローヘッドジョーフィッシュは、砂に巣穴を掘って面白い生態をしています。
でも、
そこじゃない
って場所に巣穴を掘ったり、水槽に背面方向に巣穴を掘って見えなくなってしまったりと、思うようにコントロール出来ないこともあります。(巣穴を作りやすいように環境を誘導してあれば別です)
そして何より、イエローヘッドジョーフィッシュとパープルファイヤーゴビーは両方とも
お高いんですよ。
それはもう、庶民の自分にはパッと手を出せるような値段じゃないし、最近の輸入状況により値段が上がっています。
そんな値段状況で、買って万が一落としてしまったりとか考えると、飼育しようとする勇気が湧かないかもしれないですよね。特に今までハゼ系を飼った事がないと余計にハードル高いかもしれないですよね。
そんな中、顔は同じハゼ系でイエローヘッドジョーフィッシュに似ており、体は鱗が目立たない繊細な白色で、尻尾はライトに当たると赤っぽく綺麗に発色するハタタテハゼはオススメです。
値段も定期的に輸入されるために安定しており、ショップにも在庫が見られます。
また、人工飼料にも非常に餌付き易いので、人にも慣れ易いです。
そんなわけで、海水水槽の初心者からベテランまで、楽しめる魚だと思います。
3 ハタタテハゼの混泳
ハタタテハゼの混泳についてですが、ハタタテハゼはサンゴとの混泳は問題なく出来ます。
SPSやその他のサンゴの上に乗ることも無いので、サンゴ水槽には非常に適していると思います。
魚同士の混泳ですが、これも同種のハゼ系で無ければ問題なく飼育できると思います。ハゼ系を入れてもハタタテハゼの方がビビって逃げるようになるのではないかと思います。
我が家の水槽には、マンダリンのような底物の魚やキイロサンゴハゼのようなSPSに居付くハゼも居ますが、特に争うような様子も見られません。
その他、ヤッコやハギ、ハナゴイ系の魚とも問題なく混泳しています。
しかし、こんな大人しそうなハタタテハゼでも、ハタタテハゼ同士ではダメな時があるんですよね。
4 ハタタテハゼ同士のケンカ
ハタタテハゼは、同じハタタテハゼ同士で水槽に入れておくと、ペアにならない限り喧嘩することがあります。
ただ、喧嘩しない事もあるのでそこは運というかその時の状況によりけりなんだと思います。
絶対に喧嘩して欲しくない場合には、ハタタテハゼは1匹だけにした方が良いと思いますが、2匹飼育してペアを狙うなら、2匹以上水槽に入れていても喧嘩する可能性は変わらないのかなと思います。
あとは小型水槽で過密飼育状態で縄張りが作れなければ、喧嘩しないのかなとも思います。
あとはなるべく同じ大きさのハタタテハゼであれば、喧嘩するようなことも少ないのかなと思います。
5 ハタタテハゼのペア
ハタタテハゼのペアですが、正直なところ自分には、オスメスの区別はつきません。
多分相当詳しい人じゃないとわからないんじゃないかなぁ〜と思います。ショップの人でも区別するのは難しいと思います。
ですのでペアを狙ってというのも、あまり現実的ではないのかなと思います。
しかし上手いことペアが出来た場合は、水槽内でも繁殖させることは出来るようです。