[海水魚]マンダリン(ニシキテグリ)飼育 派手な見た目の可愛い魚

皆さんこんにちは。DANです。

海水水槽をやっていると、

なんでこんな色が自然界にいるんだろう。

っていう魚やサンゴが色々いますよね。

今日はそんな魚の一匹で我が家の水槽の一員である

マンダリンフィッシュの飼育方法などについて書いていきたいと思います。

1 マンダリンフィッシュとは

サイケデリックな見た目の魚で、

詳しく言うとスズキ目ネズッポ科に属する海水魚です。

和名ではニシキテグリと言います。

この魚は飼ってみるとわかるのですが、

水槽の底をゆったりと移動する魚です。

和名の由来も

色鮮やか = 錦

底引き網に引っ掛かる = 手繰り

でニシキテグリというそうです。

大きさは7cmぐらいまでになるそうで、

自分が見たことのあるマンダリンの大きいサイズは大人の男性の親指ぐらいの太さがありました。

しかしこの間ショップに行って、昔の缶ジュースのロング管ぐらいの大きさのマンダリンを目撃しました。

2 雄雌の見分け方と混泳

マンダリンの雄雌の見分け方は、

写真では少しわかりずらいですが、

背ヒレのところに一本長い帆のようなヒレがあるのがオスです。

メスはこの帆のような背びれが短いようです。

マンダリン同士の同種混泳の際は、

オス同士を一緒に入れるとケンカをする可能性があるので、

オスは1匹にするのが無難なようです。

多種との混泳については、

マンダリンは餌を食べる速度が遅い事から、

すぐに餌を食べてしまう魚やハギなどの底もつついたりする魚、

底モノの魚などは混泳させると、

マンダリンが餌をとれなくなり、

餓死する危険性があるようです。

マンダリン自体はおっとりとした性格なのか、

普段から水槽の底やライブロックやサンゴの上を散歩するように泳いでいるので、

あまり他の魚と縄張りを争うようなことはなさそうです。

3 飼育方法・病気など

マンダリンの飼育方法ですが、

海水魚を普通に飼育できるような濾過システムの水槽であれば、

概ね飼育できると思います。

水温も22度から27度ぐらいまでの水温で飼育することが可能です。

マンダリン自体はとても強い魚なのですが、

飼育する上では難しい一面を持っています。

それは何といっても餌付けが難しいという点です。

しかしこの餌付けの難題さえクリアできれば、

白点病などの病気にはとても強いので、

飼育は非常に簡単になります。

4 サンゴとの相性

サンゴをつつくことなどはないので、

サンゴとの相性はいい魚だと思います。

ただ、サンゴの上に乗っかったりするので、

調子の悪いサンゴに乗っかられると

そのサンゴはさらに調子を崩してしまうかもしれません。

5 餌付け方法

マンダリンの餌付けについて、

色々ありますが、

一番多い方法は、

とにかく冷凍コペポータをマンダリンが居る近くにスポイトなどで軽く吹きかけてあげる方法だと思います。

多くの方がおそらくこの方法で餌付けをしていると思います。

しかし、自分の水槽では、特にマンダリンに注目して餌付けはしていません。

ではどのように餌を与えているかというと、

自分の水槽では、大量のパープルクイーンが居る為に、

1日3回から4回冷凍コペポーダを撒いています。

クリーンコペポーダ 1枚 50g 冷凍飼料 キョーリン エサ ビタミン複合体、DHA、EPA含有フード

水槽はめちゃめちゃ汚れますが、

冷凍コペポーダを入れるとパープルクイーンと一緒になって出てくるので、

おそらく勝手に餌付けできているのだと思います。

また、マンダリンを水槽に入れたばかりの頃に、

2回ほど水槽内に生きている横エビやコペポーダを入れており、

その際にコペポーダ等が水槽内で繁殖した可能性もあります。

この生きている横エビやコペポーダはネットで購入しました。

それ以外にも、リフジウム水槽を濾過槽内に設置しているのですが、

ここで繁殖したコペポーダなどの微生物がマンダリンの餌になっているのかもしれません。

そして水槽内にある程度海藻をとらずに生やしたままにしているので、

そこでも微生物が湧いている様子で、

時々マンダリンがその海藻の周りでツムツム何かを食べている様子が確認できています。

しかし、この方法の難点は何といっても水槽の見た目が悪くなることなので、あまりお勧めはしません。

このように水槽内に心を鬼にして海藻を生やしているおかげで?(手抜きです)マンダリンは買ってきた頃よりふっくらとした状態で毎日元気に水槽内を散歩しています。

余談ですが、

メガバイトのSサイズなど人口飼料に餌付いたという話も聞いたことがあるので、

餌付けについてもやはり個体差があるのかもしれませんね。

最近の投稿

6 水槽の厄介者を食べる

実はこのマンダリンは、

水槽内でサンゴなどに悪さをするヒラムシを食べてくれるのです。

過去のブログでも記事にしたことがありますが、

自分の水槽にはヒラムシが大量発生したことがあり、

一時的に物理除去や薬剤除去をしたあとに、

このマンダリンを入れたのですが、

その後、ヒラムシが水槽内に蔓延することがなくなりました。

ですので、

ヒラムシに困っている方がいれば、

マンダリンを入れてみるのも手かもしれません。

しかし、ヒラムシだけでは餌が足りなくなる可能性があるので、

その後冷凍餌はちゃんとあげてください。

7 購入方法

マンダリンの購入方法はお店やネット通販など色々な方法がありますが、

どちらも1500円以内ぐらいの値段なので、

チャレンジしやすい魚かもしれません。

8 個人的な感想

ここからは、個人的な感想になりますが、

自分がマンダリンを飼育してみて感じた事ですが、

やっぱりプランクトンフィーダーだけあって、

生きている餌の方が餌食いが良いように感じます。

ショップから購入してきたばかりの頃は、輸送ストレスや環境の変化により、

冷凍餌でもなかなか餌付かないかもしれません。

そんな時に、生きているコペポーダ等を水槽内に入れてあげれば、

さすがに生きている餌だけあって、

ある程度の輸送ストレスがあったところで、

人の見ていないところでこっそりと餌を食べています。

そして、水槽にならしてあげた上で、

冷凍餌で餌付けしてあげれば、

マンダリンの長期飼育は難しくないのではないかと思いました。

まとめると、

水槽に入れる

生きているコペポーダと天然海水を入れて餌付え

冷凍餌で餌付け

できれば、リフジウムや水槽内で餌となる微生物の繁殖

このパターンが餌付けの難しいプランクトンフィーダー系の魚の餌付けにはピッタリなのではないかと思いました。

9 まとめ

海水魚飼育はまだよくわかっていないことが多いです。

そのため、水槽に入れたけどすぐにダメになってしまうこともあるかもしれません。

でもなるべく水槽の仲間として連れてくるわけですから、

なるべく長生きしてもらいたいですよね。

そして、マンダリンのように愛嬌のある魚も珍しいので、

ぜひ多くの人にこの魅力を伝えられたらいいなと思います。

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