【海水水槽】アカネハナゴイ飼育 混泳可能で見た目も抜群。だけと意外とトラブルが・・・

皆さんこんにちは。DANです。

今日は比較的飼育が容易で餌付けも簡単、

さらに混泳もできちゃう綺麗なハナゴイ。

アカネハナゴイについてブログにしてみたいと思います。

とり
とり

アカネハナゴイの飼育って難しくないの?
餌付けのポイントは?
どのくらいの種類の魚と混泳できるの?
選ぶ時のポイントは?

アカネハナゴイは、ネットや書籍などで見ると飼育は容易から普通に分類されています。

しかし、いざ飼育してみると

  •  岩陰から出てこなくなってしまった
  •  餌付けができない
  •  いつの間にかいなくなってしまった

などのトラブルがよくあると思います。

今日はこれらのトラブルを一つづつ解決していきたいと思います。

1 アカネハナゴイの飼育方法

まずは、基本的なアカネハナゴイの飼育方法について書いていきたいと思います。

アカネハナゴイは、本州や沖縄などでも見られる魚で、

オスは腹鰭が伸長し

体色も赤みが濃くなります。

メスは体色がオレンジからピンク色で、

腹鰭は伸びません。

大きさは7㎝から12㎝ぐらいが、

ショップで売られている平均の大きさだと思います。

飼育するための水槽は、サンゴと混泳させる場合には、

60㎝以上のオーバーフロー水槽が良いと思います。

魚だけでの場合には、

外部式でもなんとかなると思いますが、

こまめな水替えが必要になります。

適正な水温については、22度から27度くらい

餌は 人口餌か冷凍餌

となります。

2 アカネハナゴイ飼育のポイント

⑴ 水槽入海時

アカネハナゴイはハナゴイの中では、

結構太い神経をしている魚なので、

水槽内にアカネハナゴイより大きくて気の強い魚が居なければ、

水合わせをした後に、そのまま水槽にいれて大丈夫です。

心配であれば、

ナプコのファーストディフェンスなどで薬浴してあげると

魚の体表のぬめりが強くなるので、

水槽内での病気にある程度の抵抗を示してくれます。

水槽に入れてすぐは、岩陰に隠れて出てきませんが、

水槽の環境に慣れれば出てきて泳ぐようになるので、

少しの間そっとしておいてあげてください。

水槽に入れた直後のアカネハナゴイ

⑵ アカネハナゴイを迎える水槽のポイント

アカネハナゴイは比較的飼育が容易なハナゴイですが、

水槽で飼育する場合には、

ライブロックなどで隠れられる場所を作ってあげる事が大事です。

ショップなどではベアタンクの水槽に

大きな魚と一緒に泳いでいることがありますが、

家庭用の水槽で、それを実現しようとすると、

結構大きな水槽と魚で過密になる環境を作らなけらば

ならないので、ちょっと大変かもしれません。

いれてから1,2日は中々姿を見せてくれないかもしれませんが、

その間はあまり水槽の中に手を入れたりしていじくりまわさず、

魚が水槽の環境に慣れるようにとにかくじっと我慢が必要です。

⑶ 購入時のチェックポイント

長年ハナゴイばっかり飼育してきましたが、

ハナゴイを長期飼育させるために一番重要なポイントは、

やはりショップでの個体選びだと思います。

そしてできるならば最低でも2匹以上は一緒に購入した方がいいと思います。

個体選びのポイントは、

  •  体表やヒレ等に傷がついていないこと
  •  頭の部分やお腹が凹んでいるなど、痩せていないこと
  •  ちょっと雄化しそうな感じの個体
  •  なるべくショップで餌付けが済んでいること

これらに注目すれば、長期飼育しやすい個体が購入できると思います。

雄化しそうな個体は餌食いもよいので、

餌付けの心配もそこまでないと思います。

ネットなどで購入する場合には、

  •  餌付けが済んでいるか
  •  痩せていないか
  •  複数購入できるか

などを問い合わせてから購入した方が間違いは少ないと思います。

3 アカネハナゴイの餌付け

アカネハナゴイは餌付けが簡単だと言われており、

人口飼料にも餌付きやすいと紹介されていることが多いと思います。

しかし、実際に飼育してみると人口飼料を食べずに、

痩せて行ってしまうなど色々とトラブルに見舞われることも少なくありません。

そんな時は、まずは

冷凍コペポーダや冷凍ブラインシュリンプ

を水槽にスポイトなどで流してあげてアカネハナゴイの反応を見てあげてください。

スポイトにビビッて出来ない場合に合は、

まず小皿などで冷凍餌を完全に溶かしてから、

水流に流してあげて、

水槽から離れた場所で観察してください。

冷凍餌に反応して岩陰から出てくるようならば、

そのまま水槽はちょっと汚れるかもしれませんが、

1日2,3回同じように冷凍餌を水槽内に流してあげれば、食べてくれるようになると思います。

もし、これらの冷凍餌に反応を示さないようであれば、

ブラインシュリンプを沸かす

のが有効だと思います。

ちょっと面倒だし冬場は卵がかえるまでに時間がかかるので大変ですが、

生きているブラインシュリンプなら結構高い確率で食べにくると思います。

我が家でハナゴイ系を迎え入れる時は、

購入して家に届く2日前にハッチャーという道具を使ってブラインシュリンプを沸かしています。

こんなやつです。

卵を別に買わないといけないので、

ちょっと出費になるので、出来る方はペットボトルなどでもブラインシュリンプを孵すことはできるので、

あえて買う必要はないかもしれないです。

大体1日でブラインシュリンプは卵から孵るので、

孵った後はきちんとブラインシュリンプだけを取り出して、

栄養強化するために別の皿で飼育水を利用して生かしています。

ただ、ブラインシュリンプは栄養強化したとしても、

基本的に海水魚にとって必要な栄養素が足りていないので、

活ブラインシュリンプと共に、

冷凍のコペポーダなどを一緒に流してあげると食べるようになるので、

活ブラインシュリンプはあくまで導入剤程度の使い方の方が間違いないと思います。

活コペポーダ

を使うという手もありますが、結構な値段がするので、

絶対に失敗したくないというとき以外は必要ないかもしれません。

しかし、効果は抜群です。

番外編として、

他の魚による釣られ食いを誘う

という方法もあります。

どういう事かというと、

水槽に余裕のある方は、同じ飼育水を用いた別水槽でまずはアカネハナゴイだけで、

餌付けを行い、人口餌をきちんと食べるようになってから、

本水槽に合流させるという手もあります。

その他、本水槽の中にサテライトを設置して餌付けをしてから、

本水槽に戻す方法もあるのですが、

自分個人的な意見では、この方法はあまりお勧めしません。

なぜならサテライトは狭いため、

よく泳ぐハナゴイの仲間には少し窮屈で餌食いも良くないからです。

アカネハナゴイは、人口餌に餌付けが出来ると、

スズメダイ系の魚と餌を取り合うほどに貪欲になるので、

そうなれば、最低でも1日に1回以上人口餌をきちんと食べさせてあげれば、

痩せることもなく長期飼育できると思います。

4 他の魚やサンゴとの混泳

アカネハナゴイはサンゴとの混泳には全く問題ありません。

他の魚との混泳については、比較的多くの魚と混泳することが可能です。

混泳できない種類は、肉食魚やバートレットアンティアスのように

気の強い種類ぐらいなのではないかと思います。

上の写真でもありましたが、デバスズメダイやクマノミぐらいの魚ならまず

問題なく混泳することは可能です。

なんなら、デバスズメダイなどはアカネハナゴイと群泳したりするのでとても綺麗です。

同種の混泳については、むしろ多くの数を一緒に入れてあげた方が

落ち着くのが早く安定して飼育できる気がします。

5 アカネハナゴイの雄化

アカネハナゴイも他のハナゴイと同様に雄化する魚です。

アカネハナゴイの雄はヒレが伸びてとても綺麗です。

大体5匹くらいまとめて水槽内に入れてあげて、

上手く飼育していれば、数カ月のうちに1匹ぐらいが雄になってくれるので、

アカネハナゴイのハーレムを見ることもできます。

6 まとめ

アカネハナゴイは餌付けが簡単と言われているので、

普通のスズメダイなどと同様に考えて失敗する人が多い気がします。

簡単といってもハナゴイの仲間ということで、

それなりの準備をすれば餌付けが簡単という認識を持っていればほとんど失敗することはないと思います。

また、近海からの入荷が多く状態の良い個体がショップに入荷するのも、

長期飼育しやすいポイントだと思います。

他の神経質なハナゴイとは違い、色々な魚との混泳や群泳を楽しめる魚なので、

海水水槽をやっている方にはぜひ一度飼育してもらいたい魚です。

アカネハナゴイの雄は、かなり派手な見た目になるので、

雄化するアカネハナゴイを見るのも楽しいと思いますよ。

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