みなさんこんにちは。DANです。
今日はハナゴイ系の魚であるパープルクイーンアンティアスの雄化について
我が家の水槽の例を元にブログにしていきたいと思います。
どうすれば雄化するの?
大きくなれば全部雄化するの?
どういった個体が雄化しやすいの?
雄化する前に前兆のような行動はあるの?
雄ごとにグループ分けされるの?
このようにいろいろ自分自身が飼育する中で疑問に思ったことを中心に
それまでの飼育過程などを書いていきたいと思います。
Contents
1 我が家のハナゴイの飼育環境
我が家の水槽ですが、90cmオーバーフロー水槽に、現在ハナゴイ系の魚が
パープルクイーンアンティアス 18匹
ハナゴイ 2匹
の合計20匹います。
給餌は朝7時、昼1時、夕方5時、夜8時の合計4回で、
朝と夜は人口飼料と冷凍コペポーダを両方あげており、
それ以外の中2回は冷凍コペポーダのみになります。(仕事で人口餌を入れられない為)
人口飼料の量はメガバイトレッドの付属スプーンで山盛り2杯を1回の給餌ごとにあげています。
2 どうすれば雄化するの?
魚の雄化については、ハナゴイ・ハナダイ系の魚が当てはまります。
逆にクマノミ系の魚はメス化すると大きくなるなど魚の生存環境によってその生態は変わっています。
基本的に雄化するための条件としてよく聞かれるのは、
大きくなった個体が雄化する
というものです。
パープルクイーンアンティアスは雄化すると、
背中の黄色いラインがかなり薄くなり、
背びれに模様が入り、さらに嘴が伸びてきます。
それでは、我が家のパープルクイーンですが、
飼育当初のすべてメスの状態のパープルクイーンアンティアス4匹飼育の際は、
状態良く育ってはいましたが、雄化するような個体は見られませんでした。
ただ、この時、パープルクイーンアンティアス以外にハナゴイが2匹居たのですが、
そのうちの身体が一番大きなハナゴイ1匹が雄化するような素振りを見せていました。
次に、パープルクイーンアンティアスを14匹追加して、
ハナゴイを合わせて合計20匹になった時は、
まず、前回の飼育の時から雄化する素振りを見せていた大きなハナゴイが完全に雄化しました。
次に、丸々太っていた元気なパープルクイーン3匹が雄化しました。
最後に、最初に入れていた4匹のパープルクイーンアンティアスのうち、
元気のよかった1匹がほかにもっと大きなパープルクイーンアンティアスが居るにもかかわらず、
雄化しました。
このように雄化するには、一概に大きさが大きい順から雄化するわけではないようです。
3 大きくなれば全部雄化するの?
これは今も継続して検証中の為、確実にこうという結論は出ませんが、
普通に考えて大きくなったから全部雄化するという事は無いと思います。
雄化している個体には、上でも書きましたが、
さらに大きな個体が居るにもかかわらず、
小さい方の先住パープルクイーンの方が先に雄化するなどの様子が観察できたので、
一概に体の大きさという1点のみが雄化する原因ではないのではないかと思います。
4 どういった個体が雄化しやすいの?
雄化しやすい個体は、分かり易く言えば、
身体が大きく元気で丸々太った個体です。
また、群れを作って泳いでいる中で特に餌に対する反応が良い個体も
雄化しやすい傾向があるように思えます。
身体が小さくて雄化した個体は、先住個体であり、
餌に対する反応が他の新入り個体より良く、
新入り個体の特に小さい個体と群れを作っていたように感じます。
それ以外のもともと体の大きかった個体は、
人口餌に餌付いた後は、餌への貪欲度が高い順に雄化していったように感じます。
餌への貪欲度が高い個体ほど、身体が丸々とブリのような体になっていました。
画像は苔掃除前で汚くてすいません。
手前右側にいるのがパープルクイーンの雄です。この個体はまだ嘴が伸びきっていないので、あと少しで完全に雄になる個体です。
4 雄化する前に前兆行動はあるの?
雄化する前の前兆行動なのかどうかは分かりませんが、
1匹目の雄が出来た時は体の大きな個体が雄になっただけで特に大きな変化は見られませんでした。
しかし、2匹目以降が雄化しようとしている大きな個体が居ると、
1匹目に雄になった個体が、ほんの少しですが、
追いかけたりちょっかいをかけるようなしぐさをしているのを観察することが出来ました。
実際に雄化した個体の前兆に関しては、
本当に良く人口餌を中心に食べるようになっていたことだと思います。
中には水面まで顔を出して食べている個体なども居たので、
雄化するに際して、かなりのエネルギーが必要なのではないかと思いました。
5 雄同士でケンカしないの?グループ分けしないの?
雄同士のケンカですが、他の魚に比べてケンカらしいケンカはしません。(少し追いかけたりはしますが。)
この写真は給餌中の写真なのですが、2匹の雄が写っています。このグループでは2匹の雄がうまく共存しながら生活しています。
ただ、給餌の時はお互いに我先にと人口餌を食べに行く様子ですので、体の大きさで優劣を決めるとかそういったものはもしかしたらあるかもしれません。
この写真は特に何もしておらず群れで泳いでいるときの写真です。
この時も2匹で1つのグループ内で泳いでいる様子が確認できました。
このほか体が小さくて雄になった個体の居るグループは、オスより小さな個体が4匹ぐらいおり、それらの個体と一緒に泳いでいる様子がよく観察できます。
その小さな雄の居るグループには大きな雄が入ることはありませんでした。
6 雄からメスにもどることってあるの?
今のところ確認されていませんが、もしかしたらそのような変化もあるかもしれません。
7 番外編
我が家の水槽は、パープルクイーンアンティアスとハナゴイの混泳水槽なのですが、
ハナゴイの雄もパープルクイーンアンティアスのメスを数匹連れてハーレムを形成していたり、
他のハーレムに混ざっていたりするので、
水槽のような閉鎖環境では、近縁種でのハーレム化というのは
可能なのではないかと思いました。
8 まとめ
今回はパープルクイーンアンティアスの雄化についてブログにしましたが、
雄化するには、
- 体の大きさ
- 餌食いの良さ
- 飼育環境による慣れ
などが影響しているのではないかと思いました。
またハナゴイ系では、種類が違っても
雄化している様子が見られたので、
もしかしたら、パープルクイーンアンティアスとオオテンハナゴイ
などのカップリングなどももしかしたらできるかもしれません。(できないかもしれないけど)
はじめまして。
パープルクイーンに挑戦したい初心者です。
ブログ内で昼間の給餌は仕事のため冷凍餌にしているとありますが、自動で冷凍餌をあげる方法があるのでしょうか?
パープルクイーン挑戦したいのですが、同じく仕事で日中餌やりは無理なので諦めかけています。
説明が足りなくてすいません
昼間の2回は妻に冷凍コペポーダのキューブを入れてもらっていました。
ただ毎回入れてもらっていたわけではないので、1日3回ぐらいどこかのタイミングで分けてあげられれば大丈夫だと思いますよ。
因みに妻に頼む前は朝の出勤前と帰宅してから2回の餌やりをしていました。
遅れましたが初コメントでとても嬉しかったです。ありがとうございました😊
また何かあれば気軽に聞いてください👍
なるほど!ありがとうございます!
冷凍餌は自動給餌器使えないのが難点ですね(・・;)
完全に粒餌に餌付くまでは家も空けられませんね(汗)
自動給餌器使えないのは確かにちょっと難点ですね。
あとは参考程度ですが、ライブコペポーダと言って生きているコペポーダを水槽に入れてちょっとづつ食べてもらいながら、冷凍餌も並行してあげるという方法もありますよ😆