LPSの種類と飼育 DAN

みなさんこんにちは。DANです。

今日はサンゴの中でも、

LPSといわれる種類のサンゴ飼育について書いていこうと思います。

LPSって何ぞやって思う人もいるかもしれません。

自分も海水水槽をやり始めたころはLPSってなんだそれって思っていました。

LPSとは

LPSとは、ラージポリプストーニーコーラルの略で、
簡単に言うと、骨格を持っているサンゴの中で、

口が大きい種類のサンゴのことです。

また、LPSはSPSとは違い骨格の成長がゆっくりなので、

一部の例外を除いてあっという間にでかくなって困るということはあまりないと思います。

ソフトコーラルは骨格をもっていないので、

骨格のあるなしで区別するのもありかもしれません。

光については、

サンゴ用のライトが当たっていればある程度問題なく飼育できる種類が多く、

逆にライトが強すぎると調子を崩したりするものも多いです。

水質については、

ソフトコーラルとあまり変わらない程度の水質を要求しますが、

一説では、ある程度硝酸塩があった方が元気に育ったりもするようです。

LPSの種類ですが、

たくさんの種類がいますので、

とりあえずうちの水槽にいるサンゴたちを紹介していきたいと思います。

まず最初に、カクオオトゲキクメイシです。

これはオレンジ色のぷくぷくした体をもって夜にはポリプを広げて捕食するタイプのサンゴです。

オーストラリアなどから輸入されることが多く、

マメスナのようにたくさんのカラーバリエーションがあるので、

コレクションする人もおおいかもしれません。

そして結構成長速度は早めです。

我が家に来た時には5ミリ程度のポリプが5個ぐらいだったのですが、

気が付けばこの大きさになっていました。

つぎは、マルハナガタサンゴです。

これは刺胞毒が強めなので、

ほかのサンゴに接触すると、

そのサンゴを溶かすことがあります。

一応捕食するようですが、

我が家では一度も給餌したことはありません。

そのためか、あまり大きくなるようなこともなく、

ほぼ現状維持のまま数年が経過しています。

オオバナサンゴ

これも飼いやすい種類のサンゴで、

夜になるとポリプを開くので、

ホワイトシュリンプなどをあげると喜んで食べています。

しかし、あまり大きくなった様子はありません。

毒性もあまり強くないようなので、

多少の接触であれば、問題なく飼育できると思います。

コハナガタサンゴ

ふわふわした体と大きめの骨格を持つサンゴです。

このサンゴも夜になると口を広げるので、

給餌すると喜んで食べます。

カラーバリエーションもレッドやグリーンなどがあり、

半透明の身体ですので、幻想的な色合いをしています。

ただ、ライトはあまり強くない方がいいようで、

ライトが強いと、茶色っぽい色になりやすい傾向があります。

ハナガササンゴ

写真の状態では、ポリプを閉じていますが、

骨格に対して無数のポリプを持っており、

そのポリプが水流にたなびいてとても綺麗です。

給餌をした方が長期成長をさせやすいようで、

液体のサンゴフードなどを与えるといいと思います。

スコリミア

オーストラリアの固有種です。

とても丈夫でかなり多くのカラーバリエーションがあります。

ただ、マルチカラーは値段がとても高いです。

飼育はとても容易でかなり適応範囲が広いので、

長期飼育させやすい種類です。

ハナガタサンゴ

写真中央の赤いサンゴです。

暗くなって少しポリプを出している状態です。

とても丈夫で、給餌するとすぐに食べてしまうようなサンゴですが、

骨格の成長は遅めです。

色もなんでこんな色してるの?っていう色が多いのが特徴です。

ライトも水流も水質も適応範囲が広いようで、

特に何か気を付けている訳ではありませんが、

長期飼育できている種類です。

キクメイシ

写真の右側のうっすらグリーンがかったサンゴになります。

キクメイシも細かく分けるといろいろ種類がいるようで、種類ごとに飼育方法も変わるようですが、

このオーソドックスなキクメイシはオーソドックスに時々ポリプを伸ばしたりしながら成長しています。

隣に映っているのは、ヒメシャコガイです。

ツツマルハナサンゴ

ブランチタイプのツツマルハナサンゴです。緑色の長いポリプの先に白い点が付いたサンゴです。水流に揺られてゆらゆらしており、見ていると癒されます。

特に給餌は必要ないようで、光合成によって成長しているように見えます。

スリバチサンゴ

このサンゴも丈夫です。

ただし、すり鉢状に形を作っていくので、

サンゴの上に適度な水流を流して、

ゴミがたまらないようにする必要があります。

成長は意外と早く、

我が家に来た時には6Pチーズぐらいの大きさだったのが、

今はホールの6Pチーズぐらいの大きさになっています。

給餌は必要ありません。

ざっと我が家で飼育しているLPSでもこれだけ種類がいます。

(たぶん写真を撮り忘れているだけで、もう何種類か水槽に入っていると思います。)

また、これ以外にも大量に種類がおり、

さらに細かく見るとそれぞれに種類の違いなどがあったりします。

LPSは比較的飼育しやすく、

カラーバリエーションが豊富なため、

水槽をカラフルに彩るのに一役かってくれることになると思います。

増やし方

このタイプのサンゴは、自分で増やすことが難しいという欠点があります。

どうやって増やすかというと、

ある程度の大きさになってから、

アクアソーで切ったり、

ブランチタイプなら、ブランチを分けるように切るなどの方法がありますが、

一般家庭でアクアソーを買うのはかなりハードルが高いのではないかと思います。

最後に

最後になりますが、

LPSは本当に色々な種類がおり、

水槽を華やかに彩ってくれます。

そして、急激に成長することなどが少ないので、

インテリア水槽のお供としてはとても重要な立ち位置にいるのではないかと思います。

日本を含め、

世界のマリンアクアリストの中には、

LPSだけで驚くほどきれいな水槽を作っている人などもいるので、

レイアウトなどはそう言った写真を参考にするだけで、

自宅でとてもきれいなサンゴ水槽がつくれるのではないでしょうか?

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