皆さんこんにちは。DANです。
今日はパープルクイーンアンティアスの次に餌付けに苦労した魚であるシマヤッコの餌付けについてブログにしていきたいと思います。
シマヤッコってどんな魚?
なんで餌付けが難しいの?
餌付けの方法は?
混泳は出来る?
この辺りの話題を中心にブログを作っていきたいと思います。
Contents
1 シマヤッコってどんな魚?
シマヤッコはケントロピーゲとも呼ばれる、アブラヤッコ属のヤッコですが、おそらくこんなことはどうでも良いと思うので端折ります。要はサンゴを食べちゃうシマシマの魚です。
では改めてシマヤッコとは、白と黒の縦縞に黄色の胸鰭を持つ綺麗で神経質ながらも可愛いヤッコです。
これまでヤッコを飼育したことがある方なら分かると思いますが、
シマヤッコは販売される際に、産地も一緒に記載されます。
なぜ産地も記載されるかと言うと、産地によって微妙にその体色などが違うからです。
また、体色以外に値段も違います。
綺麗な体色で有名なクリスマス産やバヌアツ産のシマヤッコはバリ産やマニラ産のシマヤッコの数倍の値段がします。
シマヤッコはその独特の表情と動きで水槽内を賑やかにしてくれる存在であり、餌を食べている時などは愛嬌のある顔で餌をねだったりします。
2 シマヤッコの餌付けは難しい?
インターネットなどでシマヤッコを検索すると
餌付けが難しい
と書かれている事が多いと思います。
自分的にですが、最近の状態の良いシマヤッコならば餌付けはそこまで難しくないのではないかと思います。
ただ難しく無い条件としては、シマヤッコ自体の状態と入れる水槽の状態に左右されると思います。
状態の良いシマヤッコは
背中まで丸々している
眼球をキョロキョロ動かして活発そうにしている
背鰭を広げたり閉じたりリラックスしている
体色が綺麗で白点等が無い
と、この辺りが見極めどころだと思います。
入れる水槽については、
隠れる場所(夜寝る場所)がしっかり用意してある
シマヤッコを怯えさせるタンクメイトが居ない
過密飼育状態では無い
とこの辺りを気を付ければいいと思います。
こう言った点に注意すればシマヤッコの餌付けも最近流通している個体ならそんなに難しく無いと思います。
話は戻りますが、昔餌付けが難しいと言われていた理由については、
薬物採取
が多く魚に内臓に大きなダメージを与えていた事が原因だと言われています。
そんな中、自然採取していたちょっと値段の高い産地の個体は内臓がやられていなかったので餌付けがしやすいと言われていたのだと思います。
3 餌付けの方法は?
餌付けの方法は、前にブログにしたパープルクイーンとほぼ同じで自分は問題無いと思っています。
具体的には
・シマヤッコが落ち着ける環境を作る
・冷凍コペポーダや活ブラインシュリンプを与える
・冷凍がダメならライブコペポーダ
・冷凍コペを食べる様になったら冷凍ブライン
・冷凍餌と一緒に細かく砕いたメガバイトグリーン
・砕いたメガバイトグリーンを食べる様になったら徐々に人工飼料の割合を増やす
とこの様な手順で餌付けしていけば問題なく餌付けできると思います。
この手順の中で自分が一番重要だと思っている項目は
シマヤッコが落ち着ける環境を作ること
だと思います。
そもそも水槽内の環境が悪くてなかなか顔を出してくれない様では餌付けはかなり難しいと思います。
そう言った懸念がある場合には、
別水槽で餌付けを行ってから本水槽に入れる
若しくは
あまりおすすめはしませんが、隔離ボックスで餌付けしてから水槽にいれる
方が良いかも知れません。
隔離ボックスをお勧めしないのは、
やっぱり隔離ボックスのサイズが小さい事や
全く隠れる場所が無い事に寄るストレス
水流が滞る事によるストレス
があげられます。つまりこう言ったストレスがあるとシマヤッコが病気にかかる危険性があるためお勧めしないと言うわけです。
落ち着ける環境にいるシマヤッコは、水槽に入れた後も最初に隠れる場所を探した後は、ゆっくりと水槽の中を探検する様に回遊して消灯後以外は概ね水槽内を泳ぎ回っています。
4 混泳できるの?
自分自身が試したことのあるシマヤッコの混泳の組み合わせは、
カクレクマノミ
底物ハゼ
マンダリン系(ネズッポ系)
ハナゴイ
アカネハナゴイ
パープルクイーン
などになります。今現在ではハナゴイとシマヤッコが群泳しておりお互いに干渉しあうことは殆どなくハナゴイの餌食いも低下する様子はありません。
それ以外では知識としてはヤッコ同士の混泳は難しいと聞いています。
ただ、混泳させている方もたくさんいるので、
気の弱いヤッコから入れていったり、
サイズを変えたり
などの方法を取ることで混泳させる事はできると思います。
次にサンゴ水槽での飼育ですが、簡単に言うと
サンゴを突きます。
ミドリイシやLPSの一部を突いて食べてしまいます。
我が家の水槽でも今現在
コハナガタサンゴを絶賛突いておやつの様に食べています。
ただ、爆食してサンゴを死滅させてしまう様な食べ方をする訳では無いので、シマヤッコを満腹にしてあげればそんなにつつかなくなるのでは無いかと思っています。(願望)
5 実際の餌付け完了までの期間と方法
5 実際の餌付け完了までの期間と方法
最後に実際の餌付け完了までに掛かった我が家の例を時系列でざっくり紹介したいと思います。
・導入から2日目まで
冷凍コペポーダを入れるも食べず。
・3日目
冷凍コペポーダを少し食べる様になる。ついでにサンゴも突く様になる。
・4日目から10日目
冷凍コペポーダと冷凍ブライン少量を与えるとブラインにも反応を示す。10日目から細かく砕いたメガバイトグリーンを少量混ぜたものを1回だけ与えてみる
・11日目から17日目
餌を入れるスポイトに反応する様になり、砕いたメガバイトグリーンを食べる様になる。
・17日目から25日目
メガバイトグリーンをそのままの粒で食べる様になる
と言った感じで餌付けが完了しました。
6 まとめ
シマヤッコについては餌付け方法や混泳についてブログにしましたが、自分の方法はあくまで1例であり他にも色々な方法があると思います。
シマヤッコはド派手と言う派手さは持っていませんが、その愛嬌のある顔つきやライブロックを突いている仕草はとても可愛いのでぜひ機会があれば飼育にチャレンジしてもらいたい魚の一つです。