みなさんこんにちは。
新しくパープルクィーンを追加してから2ヶ月が経過したので、その様子について出来る限り細かく経過をブログにしていきたいと思います。
結論から言うと、パープルクィーンは1匹だけ死んでしまいました。
そのほかは太ってくる個体なども多くなり経過は良好なのでは無いかと思います。
というわけで今回のトピックは、
・ 導入後1ヶ月から2ヶ月までの経過
・ 導入初期と変えた事
・ 1匹のパープルクィーンが死んでしまった原因
・ その他のハナゴイ系の魚の様子
などを中心にブログにしていきたいと思います。
Contents
1 導入後1ヶ月から2ヶ月までの経過
まず日記として前回の続きを書いていきます。
もし前回の導入初期を読んでい無い場合は下にリンクを貼っておきますので、気になれば読んでみて下さい。
【海水水槽・観察日記】久しぶりにパープルクィーンを入れてみました。導入から1ヶ月までの経過
前回のブログ終了時には、
パープルクィーンは先住も含めて、全部で16匹が水槽内に居る状態でした。
しかし、1ヶ月と3週間が経過した頃に1匹だけ一番小さかった個体が死んでしまいました。
この一番小さかった個体は、大きさが約3センチで頭の部分も結構痩せていて、餌を入れると反応は示すものの餌食いは余り良い感じではありませんでした。
1ヶ月が経過してから気にして見ては居たのですが、活ブラインシュリンプを入れても明らかに他のパープルクィーンより食べる勢いが弱かったです。
活ブラインばっかり食べていても栄養が偏ってしまうので、活ブラインシュリンプや冷凍餌にSPSフードを多めに混ぜて給餌していましたが、活ブラインシュリンプばかりを選り好みして食べながらも、明らかに他の魚より食い付きが悪い状態でした。
人工餌などは間違っても食べないような感じでした。
そんなこんなで、崖っぷちな状態でも、食いつきが良くなれば状況は改善するのでは無いかと淡い期待を抱きつつ飼育していたのですが、先程述べた1ヶ月と3週間目に、底面に落ちているのが発見されました。
見つけたときは、ひっくり返って落ているもののエラはまだ動いていたので、暫くそのまま様子を見ていたのですが、回復することなく死んでしまいました。
死後に体を確認しましたが、白点などの病気も見られなかったので、恐らく餓死に近い状態で死んでしまったのでは無いかと思います。
自分自身は、研究者では無いので、目に見える寄生虫や病気しか分かりませんが、他のパープルクィーンは特に影響を受けた様子はないので、細菌や病原菌によるものでは無いと思います。
ここまで1匹も死ぬ事なく維持できていたので、結構ショックでしたが、拒食に陥った魚のリカバリーの難しさを改めて実感しました。
そして小さすぎるのもまた難しいなと思いました。
この1匹以外の個体は餌への食いつきも良くなり順調に推移していると思います。
ただ、やはり個体差と言うか餌への反応の違いというのが顕著に見られる1ヶ月間であり、同じ時期に同じぐらいの大きさで導入したのですが、2ヶ月が経過した現在では、個体ごとに体の太さなどに違いが見られる様になりました。
かなり食いつきの良い個体と並みの食いつきの個体ではその体の太さに1.5倍ぐらいの差が見られました。
また、先住で1匹だけ残っていたパープルクィーンですが、この個体の変化が一番顕著で、体の太さと大きさが目に見えて大きくなり、体の太さに至っては他の個体の概ね倍ぐらいになっています。
この事から、パープルクィーンはハーレムを形成する魚であり、強い個体がオスに変化する性質があります。そして、これまで1匹だけで水槽に入っていたところに、15匹のパープルクィーンを追加した事で、ハーレムを形成するために一番強い個体であった先住のパープルクィーンが大きくなりオスになる準備をし始めたのではないかと思います。
先住のパープルクィーンはそれまで小さい体で餌は食べているもののあまり大きくなる素振りが見られなかったのに、数を入れた途端に大きくなったので、群れで飼うことで、成長が促進される効果が有ったのかも知れないな〜と思いました。
まあ、我が家の水槽の1例のみなので、実際の生態は分かりませんが、群れになる事で体を大きくする様なホルモンと言うか、性質があるのかも知れませんね。
と言うわけで2ヶ月を経過した今では、先住のパープルクィーンと8割雄化したハナゴイを中心にハーレムを形成して、順調に育っている状態になります。
あと、タイガークイーンが、水槽に完全に慣れた為か、餌の時に他のパープルクィーンを少し蹴散らして食べる様になり、その気の強さを伺わせる様になりました。
オオテンハナゴイは、温和でパープルクィーンに混じって餌を食べている状況で、今後もパープルクィーンの一員として生活していく様な感じがします。
2 導入初期と変えた事
パープルクィーン導入初期と2ヶ月目で変えたことは、
・ 餌の回数を3回にする。
・ カシパン(ハスノハカシパン)の導入
・ コモンサンゴとマメスナ導入
この3点になります。
正直新しい生体やサンゴの追加は、パープルクィーン飼育にはあまり関係ありませんが、一つ一つ解説していきたいと思います。
(1) 餌の回数を3回にする
導入初期の頃は、冷凍餌と人工餌のミックスを3回、活ブラインシュリンプと人工餌の混合を1回の合計4回給餌していましたが、パープルクィーンの冷凍餌への食いつきは良くなり、水槽内に適当にぶち撒けても残り餌があまり出なくなったので、2ヶ月目からは冷凍餌の給餌を1回減らしました。
代わりに、活ブラインシュリンプを与える時に少し冷凍餌もあげる様にしました。
活ブラインシュリンプと冷凍餌、人工餌ミックスにした理由は、
冷凍の大きめのブラインシュリンプを食べる個体が増えてきたと言うのが大きな理由になります。
そのほかは、1日数回の給餌は仕事上時間の都合がつかない事があったり、妻に給餌して貰っても、実際に目で見て居ないので給餌中の様子が分からない事も理由となります。
まあ給餌中の様子を録画して貰えば分かるのですが、それも手間なので、1回減らしてその分少し1回の給仕量を増やした感じです。
これでも身体が大きくなり、食べる量も増えたので今の所問題が無い様に感じます。
餌についてですが、現在は身体を大きくする成長過程のパープルクィーンが多いため、人工餌に加えて引き続き冷凍餌もあげていくつもりです。
あと、今までハナゴイ系を飼育してきた経験から、人工餌(乾燥)だけでの飼育だと、何故か突然死んでしまう事があったので、人工餌も半生タイプを主として使っています。
これは自分の想像でしかないのですが、乾燥の人工餌だけでの飼育だと、水分補給が出来ていないので突然死んでしまうと言う事がおこっているのではないかと思います。
実際に、過去に飼育していた際に、冷凍餌ベースで人工餌も混ぜながら与えていた時は、前日までは元気に餌を食べていたのに、翌日突然死んでしまうと言う様な不可解な現象は殆どありませんでした。
(2) ハスノハカシパンの導入
正直これは趣味で入れた様なもので、ハナゴイ系の飼育には全く関係ありません。
ただ可愛いと言う理由だけで入れて、初日から砂に潜って見えなくなり、3日に1回ぐらいその姿を見せてくれます。
ハスノハカシパンは底砂に潜って有機物を食べている様で、底砂の掃除に役に立っている(と思いたい)
色は写真のとおりピンク色ををしているので見た目は綺麗です。
(3) コモンサンゴとマメスナを導入
こちらもハナゴイ飼育とは全く関係ありません。しかし結構な数の魚が水槽に入っていますが、色落ちや白化などは無く元気に成長しています。
3 1匹のパープルクィーンが死んでしまった原因
2ヶ月飼育して1匹のパープルクィーンが死んでしまいましたが、おそらく上でも書きましたが、餓死だと思います。
元々ハナゴイ系の魚は食いだめが出来ない、プランクトンフィーダーなので、自然界ではこまめに何かを食べているものだと思います。
しかし水槽の様な閉鎖環境では、恒常的にハナゴイの餌となる様なプランクトンを沸かすのは至難の技になると思います。
そんな中、身体が小さく食も細いパープルクィーンが十分に餌を食べる事が出来なかったため、死んでしまったのだと思います。
対処法とすれば、とにかく食べる餌を与える回数をもっと増やす事だったと思いました。
因みに我が家では、ハナゴイのおやつがわりになれば良いなと思い、イソギンチャクモエビを大量に入れています。といってもイソギンチャクモエビ自体を食べるのではなく、イソギンチャクモエビが産んだ幼生を食べると言った理由で入れています。
ただ、イソギンチャクモエビが幼生を産む周期などはコントロール出来ないので、あくまで補助や保険といった意味合いが強いです。
4 その他のハナゴイの様子
我が家の水槽には、パープルクィーンのほか、
ハナゴイ
タイガークィーン
オオテンハナゴイ
と言った種類のハナゴイが入っていますのでそれぞれの状況について書いていきたいと思います。
・ ハナゴイ
変わりありません。兎に角よく食べて毎日パープルクィーンに求愛しています。
・ タイガークィーン
こちらは水槽に慣れたため、普段はパープルクィーンと混泳しているのですが、給餌の際などは、その持ち前の気の強さを発揮して他のパープルクィーンを蹴散らそうとします。
しかし、執拗に追いかけたりする事はなくあくまで少し蹴散らす程度です。パープルクィーンも蹴散らされたからと言って隠れたりする事はなく、絶妙なスルースキルで上手くかわして餌を食べています。
餌食いの様子ですが、問題なく食べており結構太って来ています。また、これまで細かい餌しか食べなかったのが、結構大きめの餌にも食いつく様になりました。
・ オオテンハナゴイ
オオテンハナゴイは、本当に穏和な性格をしているので、兎に角パープルクィーンの群れの中で一緒になって泳いでいるだけです。
餌への反応ですがこちらも問題なく食べており大きさはあまり変わりませんが、身体が太くなってきた様に感じます。
5 まとめ
2ヶ月目までのパープルクィーンの様子について観察日記ブログを書いてきましたが、もう少し手を掛けてあげられれば、落とす事なく行けたのではないかと後悔しています。
しかし今後は残ったハナゴイを1匹も落とす事がない様にしっかり飼育していこうと思います。
今回のブログはこの辺りで終わりにしようと思います。そしてつぎは3ヶ月目の様子についてブログを書いていきたいと思います。
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