皆さんこんにちは。DANです。
最近ショップでも再び見かけるようになってきた
ハナゴイ
の長期飼育について、ブログにしていきたいと思います。
自分も現在自宅で飼育しているハナゴイは、
一番長生きなのが無事に3年を迎えました。
でも、ハナゴイの飼育を初めたころは、
すぐに落ちてしまったり、
1カ月ぐらいで行方不明になってしまったり、
ライブロックの陰から出てこなくなってしまったり
陰日性サンゴやハナガタサンゴに食べられてしまったり
といろいろアクシデントがありました。
それでは、
初期のハナゴイ飼育の失敗について
ハナゴイの落ちる原因について
ハナゴイの餌について
ハナゴイの混泳について
などを中心にこれまでの経験を踏まえて書いていきたいと思います。
Contents
1 ハナゴイ飼育の失敗について
そもそも自分がなぜハナゴイを飼育しようと思ったのかというと、
一番最初の理由は、
色がきれいで群泳するから
というものでした。
そして、
ハナゴイは性格がおとなしくて、
他の魚と縄張り争いをあまりしない
というのも、ハナゴイ飼育に興味を持った理由でした。
それでは、初めてのハナゴイの購入から現在までの様子について失敗談を中止に説明していきます。
⑴ はじめてのハナゴイを購入
初めてのハナゴイの購入は、インターネットで
パープルクイーンという名称のハナゴイを7匹購入したのが最初になります。
これについては、前にもブログに書いてありますが、
店によっては、ハナゴイもパープルクイーンも同じ名前で売られているので、
自分が購入して、自宅に届いたのはハナゴイだったという事です。
このとき購入したハナゴイ7匹は、すべて大きさは5㎝程度であり、
餌付けも全くできていない状態でした。
⑵ ハナゴイが次々に落ちていく
自宅の水槽に入れてから、しばらくは、
ブラインシュリンプを沸かして、
沸かしたブラインシュリンプを1日栄養強化した後に、
一日3回に分けてあげていました。
自宅の水槽に導入して初日はほとんどライブロックの陰から出てこなくて、
ブラインシュリンプも食べる様子はありませんでした。
そして、2日目ぐらいから、何匹か活ブラインシュリンプに興味を示し始めて、
少しだけ食べ始めました。
そして、この時に自分はブラインシュリンプと併せて、
ナチュラルというショップで販売しているネオエッグ
という冷凍餌も与えるようにしていました。
ネオエッグは、特にハナゴイ系の魚の餌付けには効果を示す餌だったので、
活ブラインシュリンプとネオエッグを与えると、
1週間ぐらいで、ライブロックから出てきて餌を食べるようになってきたのです。
しかし、ここからが問題でした。
餌を食べる魚と食べない魚がはっきり分かれてしまい、
食べなかった魚は、やはりこの1週間で頭の部分がガリガリに痩せてしまい
1日1日と落ちて行ってしまったのです。
この落ちる連鎖は止めることが出来ず、
購入から1カ月が経った頃には、
残りのハナゴイは最初の7匹から3匹ぐらいになってしまいました。
それでも残りの3匹は何とか人口飼料まで食べてくれるようになり、
その後は落ちることなく徐々に体を大きく成長させていきました。
⑶ 初期のハナゴイ飼育の失敗の原因
初期のハナゴイ飼育の失敗の原因は何といっても、
餌付けの失敗
だと思います。
そして、餌付けがうまく言った個体に関しても、
水槽の全面で泳ぐことはほとんどなく、
日中はライブロックの陰に潜んでおり、
給餌の時にスポイトを水槽内に入れると、
その時だけ出てくるような感じでした。
つまり、我が家の水槽では、
ハナゴイがストレス無く過ごせるような環境が出来ていなかったのだと思います。
⑷ ハナゴイとアサヒハナゴイの混泳
最初に飼育していたハナゴイの大きさが8㎝ぐらいになったところで、
アサヒハナゴイを3匹購入し、混泳にチャレンジしてみました。
アサヒハナゴイの方が、ハナゴイより小さかったため、
お互いにあまり気にする様子は無く、最初は一緒に混泳していたのですが、
概ね飼育し始めて、6カ月ぐらいが経過したころ、
アサヒハナゴイの餌付けが完全に終わり、
人口飼料を普通に食べるようになって、身体が大きくなってきたところで、
なぜかアサヒハナゴイ同士が追いかけまわすようなケンカをはじめてしまったのです。
おそらく原因は、雄化するためのハーレム争いだったのだと思いますが、
その所為で、2匹が体を傷付けてしまい、ほぼ同じタイミングで落ちてしまいました。
そして、その2匹が落ちた後、1カ月ぐらいしたところで、
残っていたアサヒハナゴイも拒食になり落ちてしまいました。
ハナゴイに関しては、この間は普通に人口飼料を食べており、
特に落ちる様子はありませんでしたが、
普段はライブロックの陰から出てくる様子は全くありませんでした。
2 ハナゴイがライブロックの陰から出てくるようになるまで
ハナゴイの飼育を始めてから、
給餌の時以外はほとんどライブロックの陰から出てこないハナゴイでしたが、
パープルクイーンを10匹まとめて水槽に入れたところで、
そのパープルクイーンと一緒になってやっと水槽の全面などで泳ぐようになってくれました。
そして、この10匹のパープルクイーンを入れた時は、
餌付け用として、
シュリンプという店舗で、生きているコペポーダ
を購入し、水槽に入れました。
おそらく、これが良かったのだと思いますが、
この生きているコペポーダを入れた時は、
水槽に入れたばかりのパープルクイーンも岩陰から出てきて
パクパク一心不乱に食べている様子が見られました。
自分がこれまで色々なハナゴイ用の餌を試してきた中で、
これが一番食いつきが良かったと思います。
こうして、パープルクイーンと混泳させるようになってから、
普段も水槽内を縦横無尽に泳ぎ回るようになり、
徐々に雄化してくるようになりました。
しかし、残っていた3匹のハナゴイのうち、
雄化したのは1匹で、残り2匹はそのままメスとして、
パープルクイーンやハナゴイと群泳していました。
3 水槽に対するハナゴイのキャパについて
その後我が家の水槽では、(90㎝オーバーフロー水槽)
ハナゴイ 6匹
パープルクイーン 19匹
の合計25匹での混泳をさせています。
しかし、ここから、数を増やそうとすると、どうしても
数を増やした分、先住か新入りのどちらかが落ちてしまう。
という事態に陥りました。
落ちるのも、決まって朝起きて水槽を見た時に落ちているのを発見することが多かったので、
ここは自分の推測でしかありませんが、
ライブロック内の住処の数が足りなくなったのだと思います。
そのため、夜間の寝ているときも水流にさらされた状態で、
ストレスがかかることで、
長期飼育ができず、落ちて行ってしまったのだと思います。
ですので、一概に水槽の大きさだけで測ることはできませんが、
90㎝オーバーフロー水槽では、25匹ぐらいまでが最大なのではないかと思います。
4 ハナゴイ系の死因について
自分がこれまで飼育してきて、ハナゴイ系の魚の死因について、多いものから、
- 餌付けの失敗
- 体表の傷
- サンゴやイソギンチャクとの接触事故
- ケンカ
の順番だと思います。
餌付けなどについては、
こちらの記事を見ていただければ大体わかると思います。
サンゴやイソギンチャクとの接触については、必ずしもサンゴとの接触が原因なのかはわかりませんが、
我が家にいるウチウラタコアシサンゴとハナガタサンゴに捕食されているのを目撃しているので、
こういったサンゴが原因で落ちることもあるかもしれません。
もしかしたら、落ちてからサンゴに流れ着いて捕食されているのかもしれませんが。
5 ハナゴイの長期飼育のポイント
ハナゴイの長期飼育のポイントについては、なんといっても
人口飼料をきちんと食べさせる
事だと思います。
我が家の水槽のハナゴイもライブロックの陰から出てくることがなくても
そのハナゴイが隠れている部分に人口飼料を流してあげると
きちんと食べている様子が確認できたため、
こうやって長期飼育が出来ているのだと思います。
そしてハナゴイ系は痩せやすい体質なので、
出来れば1日2回、出来なければ1日1回の人口飼料の給餌と冷凍餌の給餌をすることが
必要なのではないかと思います。
我が家の飼育ルーティンとしては、(合計25匹で)
平日
午前7時30分に冷凍コペポーダ1個と人口飼料(メガバイトレッド1杯)
午後6時30分ころに、冷凍コペポーダ1個
午後8時ころに冷凍コペポーダ1個と人口飼料(メガバイトレッド1杯)
休日
午前8時30分ころに冷凍コペポーダ1個と人口飼料(メガバイトレッド1杯)
午後0時ころに冷凍コペポーダ1個
午後3時ころに冷凍コペポーダ1個
午後8時ころに冷凍コペポーダ1個と人口飼料(メガバイトレッド1杯)
を給餌しています。
このルーティンでハナゴイもパープルクイーンも丸々成長しているので、
痩せるという事はないのかな?と思います。
仮に餌が少ない場合は、痩せてしまうとそのまま拒食になる可能性があるので、
水槽の水は汚れますが、なるべく多めに餌を与えた方がいいと思います。
6 まとめ
結構長くだらだらと書いてきましたが、長期飼育の為のポイントとしては、
- 導入初期からすぐに餌を食べるように工夫する
- 水槽は汚れるがなるべく多めに餌を与える
- 数を多く入れる
- とにかく人口飼料を食べるようにする
といったことがポイントになると思います。
自分が実践している方法以外にも、
いろいろな餌付けの方法があるかもしれませんが、
餌付けが難しいハナゴイを飼育しようと思っている方が居れば参考にしていただければ幸いです。
もちろん餌付け難易度が普通のハナゴイにも対応できると思います。
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