皆さんこんにちは。
今日はハナゴイの一種類である
オオテンハナゴイ
についてブログにしてみたいと思います。
オオテンハナゴイは別名
プリンセスアンティアス
と呼ばれるほど綺麗なハナゴイです。性格はパープルクィーンなどと同じく温和で、温和すぎるため混泳魚を選ぶと言う魚です。
今回のトピックとして
・オオテンハナゴイとは
・オオテンハナゴイの餌付け
・混泳について
・飼育難易度
などを中心にブログにしていきたいと思います。
Contents
1 オオテンハナゴイとは
ハナダイの種類の中でもピンク色で美しいハナゴイです。
別名もプリンセスアンティアスと言われています。
性格が非常に温和なため、気の強い魚と混泳させるとライブロックの影に隠れて出て来ない事があるので、混泳相手には注意が必要です。
混泳については後段で詳しく書きたいと思います。
写真はメスのオオテンハナゴイです。オオテンハナゴイは最初は全てメスであり、複数飼育していると、体が大きかったり、群れを率いたりする様な個体はオスに変化します。
オスになると色が濃くなり、尾鰭のスレッドが伸びたり、背鰭の一部が伸びたりととても綺麗な個体になります。
オスのオオテンハナゴイを飼育したい場合は、元々オスの個体を購入してくるか、メスからオスに性転換させるのが良いのかなと思います。
ただ、最初からオスの個体を買ってきても他にメスの個体が居ない場合はそのうちメスに戻ってしまう可能性が高いので、長く綺麗な状態を維持したい場合は、やはりメスからオスに性転換させるのが良いのかなと思います。
性転換させる場合には、最低でも5匹以上の群れを作ってやり、餌の回数も増やしてあげた方が良いのかなと思います。
餌付けが済んで、水槽に慣れた後は、早ければ3ヶ月ぐらいでオスになる個体が見られるのではないかと思います。
ただ、ホルモンバランスの影響などもあるので与える餌などによっては完全にオスにならなかったり、ずっとメスのまま群泳している可能性もあります。
2オオテンハナゴイの餌付け
オオテンハナゴイの餌付けは比較的難しいと言われていますが、状態の良い個体であれば比較的冷凍餌からの餌付けであれば簡単に餌付けできると思います。
難易度的には、私見ですが、タイガークィーンやアカネハナゴイよりは難しいですが、パープルクィーンやハナゴイよりは簡単だと思います。
最初の餌付けは、冷凍コペポーダから始めると良いのかなと思います。慣れてくると結構大きめの冷凍ブラインシュリンプも食べるようになるので、ここまで食べてくれるようになれば、人工飼料も食べてくれるようになると思います。
ただずっと人工飼料だけだと脱水になる危険もあるので、半生タイプの人工飼料か時々冷凍餌をあげた方が長期飼育しやすいと思います。
我が家で与えている人工フードはこれになります。
逆に冷凍コペポーダを食べてくれないような場合は、ネオエッグや活ブラインシュリンプで慣れさせた方がいいと思います。
いずれにしても個体差があるので、食べてくれる個体はすぐに食べてくれるし、そうでない個体はちょっとだけ手こずるかも知れません。
因みに事前に餌付けが済んでいるパープルクィーンやハナゴイがいる場合には、それらの群れに合流して結構すんなりと餌付けが出来ます。
また、餌付けに関しては、過去のパープルクイーンの餌付けブログをさんこうにしてもらえれば分かり易いと思います。
3混泳について
比較的温和な性格の魚なので、混泳には注意が必要です。
自分が確認しているところでは、パープルクィーンやハナゴイ、タイガークィーン、スミレヤッコやエイブリルエンゼル、ハタタテハゼやマンダリン、ヒレナガハギなどとは問題なく混泳出来ています。
しかしタイガークィーンの群を作った中で、少数のオオテンハナゴイを入れると、タイガークィーンは気が強い魚なので喧嘩する可能性があります。
ヤッコ類も気の強い種類はケンカを売りにいくかもしれませんが、ヤッコ同士の喧嘩の様に、そこまで執着してケンカを売りにいくことは無いと思います。
もしケンカを売りにいくとすれば、
事前にヤッコしか水槽にいない状態で少数のオオテンハナゴイなどを新たに水槽に入れた場合
だと思います。
4飼育難易度
飼育難易度ですが、先にも書いた通りアカネハナゴイよりはちょっと臆病で難しいかなという感じです。
ただ水槽に慣れると、雑食なのか色んなものを食べるので長期飼育は難しく無いのかと思います。
また、パープルクィーンなどのおとなしいハナゴイと一緒であれば、それらのハナゴイと群れて泳ぐので単独でも長期飼育は可能だと思います。ただ、単独の場合はオス化はしないので小さなハナゴイの中に色違いのハナゴイを入れてアクセントになります。
オオテンハナゴイは最大全長も小さめなので、夜間寝る場所をしっかり確保してあげられれば、水槽内でストレスなく生活できると思います。
我が家では寝床兼隠れ家として、ウスコモンサンゴの間に入って寝ています。
飼育環境としては、出来ればオーバーフロー水槽など水量の大きな水槽でスキマーを設置しての飼育が良いと思います。
何故なら、ハナゴイは長期飼育のために細めな給餌が必要となり、さらに水質もサンゴが問題なく飼育できる程度の水質を要求されるので、出来るだけ大きな容量のスキマーがあったほうが飼育管理は容易になると思います。
5 まとめ
簡単にオオテンハナゴイについて紹介してきましたが、体は小さいですがよく見るとピンク色でとても綺麗なハナゴイなので、特にサンゴ水槽をメインでやっている方にはおすすめです。
単体でそこまで派手な見た目をしているわけではありませんが、群れて泳いでいる姿はとても綺麗なので機会があれば色んな方に飼育してもらいたいハナゴイになります。
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